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中国:非国有企業の輸入原油利用割り当てを拡大-需要増加を示唆

  • 利用割り当て日量110万バレル増やす、アルジェリアの産油量上回る
  • 中国は引き続き原油需要の最も力強いけん引役に-ICISチャイナ

世界最大の原油輸入国、中国の輸入減少が8日発表のデータで示されたことで失望していた石油投資家は、同日発表の別の統計で元気付けられたかもしれない。

  中国商務省の資料によれば、同国は来年の非国有企業による輸入原油の利用割り当てを前年比で63%増やした。増加分は日量110万バレルに相当し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国アルジェリアの産油量を上回る。割り当ての対象となる企業には、山東省東部で操業する「ティーポット」とよばれる民間石油精製会社が含まれる。

  中国はティーポットによる原油購入を背景に米国を抜き世界首位の原油輸入国となった。割り当ての増加は、世界最大のエネルギー消費国である中国で原油需要が引き続き堅調であることを示唆している。世界の原油供給過剰を解消するためOPECとロシアを含む一部産油国が来年3月以降も減産を継続すると予想される中、現在の原油価格上昇の持続可能性は供給を吸収するのに十分な需要があるかどうかにかかっている。

ティーポットの影響

  ICISチャイナの調査責任者、リ・リ氏は「中国は向こう数年間、世界の石油業界にとって最も力強い需要のけん引役であり続けるだろう」と指摘。「中国では、既存精製能力の拡大と新規プラントの操業開始に伴い、国有・民間の石油精製会社および取引会社による輸入総量は著しく増える見通しだ」と述べた。

原題:As Oil Booms, World’s Top Importer Signals Demand Will Boom Too(抜粋)

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