「アマゾン銀行」誕生も-米当局者が銀行業と商業の分離撤廃呼び掛け

  • 通貨監督庁のノレイカ長官代行がNYの講演でこの問題を提起
  • 同氏は分離が今日の経済にとって有益か否か考慮されていないと指摘
Photographer: John Taggart

「バンク・オブ・アマゾン(アマゾン銀行)」や「フェイスブック・ファイナンシャル」、「ウォル・バンク」が誕生するかもしれない。

  米当局は金融機関による熱心なロビー活動の中で、長年にわたり大企業が銀行業に進出する試みを拒否してきた。

  しかし、米銀の規制当局である通貨監督庁(OCC)のノレイカ長官代行は8日、これを見直す時が来たとの認識を示した。同氏はニューヨークで開催された会議で、数世紀にわたる銀行業と商業の分離を撤廃するよう呼び掛けた。

  ノレイカ氏は、これが金融規制の基本原則を揺るがすタブーであることを認めた上で、伝統的に行われていることを理由に銀行業と小売業の分離を継続することではなく、経済成長を押し上げることを目標にすべきだと主張した。

  同氏は「こうした考え方は分離を維持する官僚主義を支えており、現体制の利益に資しているが、そもそもなぜ分離が存在するのか、分離が今日の経済にとって有益かどうかという問題は考慮されていない」と述べた。

  分離撤廃が実現すれば、米アマゾン・ドット・コムやフェイスブック、ウォルマート・ストアーズは、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループなどが長い間独占してきた融資・資金調達業務に参入できる可能性がある。

原題:Bank of Amazon? Regulator Floats Merger of Banking, Commerce (2)(抜粋)

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