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トランプ大統領は貿易の脅威でなくディールメーカー-中国企業経営者

  • 昨年の米大統領選で中国たたきを繰り返したトランプ氏を巡り楽観論
  • 「国家運営をビジネスを行うのと同様に見ている」-イーハン創業者
トランプ大統領

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Photographer: Xinhua News Agency
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トランプ米大統領は「米国第一」主義や米貿易赤字削減の必要性を繰り返し唱えてきたが、それを耳にしてきた多くの中国企業経営者は、発言を貿易戦争の脅威とは受け止めず、ビジネスにプラスになるディールメーカーの言葉と見なしている。

  この1週間に上海や広州などで経営者十数人にインタビューしたところ、米中間の強力な経済関係に自信を示す回答が相次いだのは、トランプ大統領の言動にもかかわらずというよりも、むしろトランプ大統領が理由だった。

  中国南部を本拠にドローンを製造するイーハンの創業者、胡華智氏はトランプ大統領について「国家の運営をビジネスを行うのと同様に見ており、それは良いことだ。米国が好調なら、他国をより急速にけん引するだろう」とみる。

  こうした楽観論の背景には、米中両国にとって貿易戦争は犠牲が大き過ぎるという経営者の見方がある。昨年の米大統領選で中国たたきを繰り返したトランプ氏だが、大統領就任後は言葉遣いを和らげており、中国の為替操作国認定や中国製品に重い関税を課すといった選挙公約からは遠ざかっている。

  広州汽車集団の馮興亜社長は、「トランプ氏はグローバル化に反対の立場だと言う人もいるが、自国の利益を保護するという点では、実際的で現実的な人物というのが実像だ」と指摘。米国のメーカーが中国に販売する自動車製品は中国メーカーが米国に販売するよりもはるかに多いことに言及し、「両国間の良好な関係を構築することは米国にとって極めて有益だ」と付け加えた。

原題:What Chinese CEOs See in Trump Is a Dealmaker, Not Trade-Basher(抜粋)

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