中国テンセント、米スナップの少数株を取得-敵対的でないと関係者
Marie Mawad
Snap Inc. signage
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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中国のインターネット企業テンセント・ホールディングス(騰訊)はソーシャルメディア「スナップチャット」を運営する米スナップの議決権のない株式1億4580万株を購入した。スナップと緊密に協力していく方針を明らかにした。
スナップは8日の米証券取引委員会(SEC)への届け出で、テンセントが市場でスナップ株を購入したことを開示した。経済専門局CNBCは先に、テンセントが購入したのは発行済み株式の10%相当だと報じていた。スナップ株はニューヨーク市場開始前の時間外取引で一時34%高となったがその後、下げに転じた。
非公開の情報のため匿名を条件に語った関係者によると、テンセントの株式取得は敵対的な動きとは見なされていない。スナップの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のエバン・スピーゲル氏は、テンセントから学ぶ好機だと捉えているという。
届け出文書の中で、テンセントの劉熾平社長はスナップと「アイディアや経験」を共有する計画だと述べた。
原題:China’s Tencent Buys Minority Stake in Developer of Snapchat (1)(抜粋)