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MiFID2が債券トレーダーに恩恵-隠されていた情報見えるように

  • EUの新規制は不透明な債券市場の透明性を高める
  • ディーラーと投資家はデータを活用して有利な取引目指す

来年1月に導入される欧州連合(EU)の新規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)には、債券トレーダーにとって良いことがある。今まで見えなかった取引データが開示されるようになるため、不当な値段で売買させられる恐れがなくなる。

  新規則は、取引の詳細な情報を15分以内に、場合によっては取引が執行される前に開示することを義務付ける。伝統的に不透明な債券市場において前代未聞のことだ。ディーラーや投資家らは適正な価格を判断するためにデータを捉え分析する方法を計画し始めている。

  HSBCホールディングスのクレジットトレーディング世界責任者、メフメト・マジ氏は「市場をよりよく理解するため誰もがデータを活用し分析するべきだ」とし、「これをうまくやる企業が有利になるだろう」と話した。

  店頭取引が主体の債券市場で自分の意図が他の参加者に漏れてしまい、仕事がやりにくくなる可能性はあるものの、トレーダーらは大量のデータが手に入ることを歓迎している。リサーチと取引執行を別々に課金することを義務付けるなど包括的な取引規則見直しを盛り込んだMiFID2は来年1月3日から施行される。

  新規則の下で債券市場参加者は取引の価格、規模、通貨、日付と時間、執行場所などの情報が得られるようになる公算だと、取引プラットフォームのマーケットアクセスが指摘している。

原題:Bond Traders See MiFID’s Silver Lining as Rules Crack Open Data(抜粋)

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