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中国グレー市場商人嘆く-アイフォーンX利幅、旧モデルより大幅縮小

  • 「最も良い時期は終わった」-北京の市場で転売業者の1人
  • 発売初日の利幅29%、前年発売モデルは初日に163%-調査会社

アップルが新型iPhone(アイフォーン)「X(テン)」を発売した後に同社株価が上場来高値を付けたことで、投資家は歓声を上げたかもしれない。だが、北京のグレーマーケットでこの新製品を売る業者にそこまでの熱気がないのは明らかだ。

  北京市内のアップル小売店以外の場所でアイフォーンを販売するグレーマーケットの商売人は「X」について、従来の新モデルのリリース時ほどの盛り上がりは感じられないと話す。同市北西部のエレクトロニクス製品を扱う市場にある小さな店でアイフォーンXを売っていたアン・シュさんは7日、「最も良い時期は終わった」と語った。

  主として中国株の調査を手掛ける会社JLウォーレン・キャピタルによると、アイフォーンを転売する中国の業者は「X」の256ギガバイト・モデルを、発売初日の3日に最大29%の利幅を乗せて売った。2016年のアイフォーン7プラス「ジェットブラック」モデルの発売初日には163%乗せていたという。7日に北京のエレクトロニクス市場で確認した利幅は約15%だった。オンライン予約では最長4週間待たなければならず、買い手はそれを避けるためにグレーマーケットでより高い値段で購入する。

  こうした市場は中国の需要全体のごく一部にすぎないが、利幅縮小はアイフォーンXの価格が高いために熱心なファンの一部が購入を思いとどまっている可能性を示す。Xの値段は平均的な北京市民の1カ月分の収入に近い。より価格の安い華為技術や小米のスマホも似た機能を備えている。

  アップルにコメントを求めているが、現時点で返答はない。

原題:IPhone Markups Shrink in China’s Gray Market, Squeezing Dealers(抜粋)

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