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フィラデルフィア連銀総裁:12月利上げ支持-18年はインフレ動向次第

  • 利上げを望むのは将来のリセッション時の行動の余地確保のため
  • インフレが制御不可能となる兆候「全く」見られず-インタビュー

米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は7日、今年3回目となる利上げを来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で支持する公算が大きいと述べる一方、来年の金融引き締めについては、支持を決める前にインフレ加速の兆候を確認したいとの考えを示した。

  ハーカー総裁は同連銀でインタビューに応じ、広く予想されている12月の利上げ見通しを撤回させるような事態は「現時点で」一切見当たらないと指摘。その上で、四半期経済予測では「2018年に3回の利上げ予想を盛り込んだが、今後の統計発表を受けて再点検する」意向を示した。

  ハーカー総裁は「賃金の伸びや求人、採用など基調的な数字の幾つかを見ると、それはまだ物価上昇につながっていない」と分析。「インフレが制御不可能となる兆候は全く見られない」として、急ピッチの利上げを強いられるような急速なインフレ高進のリスクはほとんどないと語った。

  また、自分が利上げを望むのには「さまざまな理由があるが、将来的にリセッション(景気後退)に見舞われた場合に、多少の行動の余地を確保するため、フェデラルファンド(FF)金利を十分に高くしておくのが最も顕著」な理由だと説明した。

  ハーカー総裁は、米金融当局による利上げやバランスシート縮小開始にもかかわらず、金融情勢が緩和している事態を注視しており、「それが、逆イールドカーブ(利回り曲線)を招くリスクを回避するため、利上げは緩やかで着実に行わなければならない理由だ」と話した。

  トランプ大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名したパウエル理事については、「賢明」かつ「理性的」だと親近感を示した上で、空席となっているFRB理事ポストを埋めたり、退任の意向を表明したニューヨーク連銀のダドリー総裁の後任を探したりする上では「集団思考を避けるのが鍵だ」と論じた。

原題:Fed’s Harker Backs December Hike, Says 2018 Hinges on Inflation(抜粋)

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