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9月経常収支は2兆2712億円の黒字-機械受注は予想大幅下回る

更新日時
  • 経常収支は前年同月比21.8%増、黒字幅は3カ月連続拡大
  • 貿易収支は27.7%増の8522億円の黒字-黒字は4カ月連続

モノやサービスを含む海外との総合的な取引を示す経常収支は、9月速報で39カ月連続の黒字となった。市場予想は下回った。財務省が9日発表した。内閣府発表の機械受注は市場予想を大幅に下回った。

キーポイント
  • 経常収支は前年同月比21.8%増の2兆2712億円の黒字(ブルームバーグ調査の予想中央値は2兆3634億円の黒字)-黒字幅は3カ月連続拡大
  • 輸出から輸入を差し引いた貿易収支は27.7%増の8522億円の黒字(予想は8325億円の黒字)-黒字は4カ月連続
  • 9月の機械受注は前月比8.1%減(予想は2%減)

経常収支は黒字が続く

エコノミストの見方

  • バークレイズ証券の永井祐一郎エコノミストは8日の電話取材で、経常収支は「大きな黒字額」を予想。今年前半に不振だったアジア向け輸出が持ち直し、貿易収支が回復したと指摘する。円安や直接投資収支の拡大傾向が寄与し、第1次所得収支も「黒字がしっかり出てくる」と話した。
  • SMBC日興証券の丸山義正チーフマーケットエコノミストは発表後のリポートで、機械受注は市場予想を大幅に下回りネガティブ・サプライズだったと指摘。2015年以降の横ばい推移を脱しておらず、設備投資も「景気拡大をけん引する役割を展望できるほどの強さは見られない」との見方を示している。

詳細

  • 4-9月期の経常黒字は11兆5339億円、10年ぶり高水準
  • 第1次所得収支は前年同月比12.8%増の1兆7025億円の黒字、円安などで海外子会社からの配当金増
  • サービス収支は赤字幅縮小、旅行収支や知的財産権等使用料が寄与
  • 旅行収支は1002億円の黒字、訪日客数は228万人-いずれも9月として過去最大
(機械受注と詳細を追加しました.)
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