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JPモルガンへの1.3億円支払い命令の評決無効-不当解雇訴訟で判事

  • シャーキー氏はJPモルガンから8年余り前に解雇された
  • 「陪審は同行に偏見がある」と連邦判事は判断、審理やり直しを示唆
Jennifer Sharkey, Ex-JPMorgan Wealth Manager Gets $1.1 Million Over Firing

ジェニファー・シャーキー氏

フォトグラファー:Bob Van Voris / Bloomberg

米銀JPモルガン・チェースの元女性行員が同行による不当解雇を主張し、未払い分給与の支払いや精神的苦痛への補償などを求めた訴訟で、マンハッタンのニューヨーク南部地区連邦地裁の陪審は7日、不当解雇があったと認め、同行に約113万ドル(約1億2800万円)の支払いを命じる評決を下した。同審理を担当していた判事は評決を無効とした。

  同行のプライベート・ウェルスマネジメント・グループで勤務していたシャーキー氏は、8年余り前に解雇された。陪審は詐欺とマネーロンダリング(資金洗浄)が疑われる顧客を排除するよう助言したシャーキー氏に対し、JPモルガンが解雇という形で報復したと認定。同氏が上司に繰り返しうそをついたことが解雇の理由だとしていた同行の主張を退け、未払い分給与56万3000ドルと精神的苦痛への補償として56万3000ドルの支払いを命じた。

  JPモルガンがその後、評決の取り消しを求めたのに対し、連邦地裁のデニス・コート判事は、評決に「かなりの不備」があることを理由に挙げ、双方が和解による決着で合意しない場合、審理のやり直しを命じる可能性が高いと述べた。判事は「精神的苦痛の認定は、陪審が同行に偏見を持っていたことを私に示唆している。それが評決全体を損なっている」との認識を示した。

  JPモルガンとシャーキー氏側は、審理後にいずれもコメントを控えている。

原題:Ex-JPMorgan Wealth Manager Gets $1.1 Million Over Firing (1)(抜粋)

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