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布野日銀委員:強力な金融緩和を粘り強く推進していくことが重要

更新日時
  • 2%の物価目標の実現に向けたモメンタムしっかりと維持されている
  • 物価は今後2%に向けて上昇率を高めていくが、実現にはなお距離

日本銀行の布野幸利審議委員は、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の下で「強力な金融緩和を粘り強く推進していくことが重要である」と述べた。8日、宮崎市内で講演した。

  布野委員は、2%の物価目標の実現に向けたモメンタムはしっかりと維持されており、消費者物価の前年比は「今後、2%に向けて上昇率を高めていく」と分析。ただ目標の実現には「なお距離がある」と語った。

  日銀は先月31日の決定会合で、金融調節方針の維持を8対1の賛成多数で決定した。片岡剛士審議委員が前回に続き反対し「15年物国債金利が0.2%未満で推移するよう長期国債の買い入れを行うことが適当」としたほか、国内要因で物価目標達成時期が後ずれする場合は「追加緩和手段を講じることが適当」と主張した。

  午後の会見では、株価について「高い水準に至ったことは非常に好ましいことだ」と指摘。株価収益率(PER)が低水準にとどまっており、「過熱状態にはない」と述べた。指数連動型投資信託(ETF)購入については「現段階では変更の必要性は感じていない」としながらも、2%達成前の政策変更の可能性にも言及した。

(最終段落に会見での発言を追加します.)
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