ビットコインが金投資の魅力を低下させる一因になっている。

  ドル相場が上昇し世界の株価が過去最高値を更新する中、金価格は過去2カ月間、伸び悩んでいる。英国の欧州連合(EU)離脱とスペイン・カタルーニャ自治州独立の動きに対する懸念も安全資産としての金の目立った需要拡大にはつながっていない。値上がりしているビットコインへの投資家の関心が高まる一方、金の魅力は低下していると、オンライン金取引大手ブリオンボールトは指摘する。

  グーグル・トレンドによれば、「ビットコインを購入」の検索が、銀購入方法の検索を上回った後、「金を購入」も抜いた。ブリオンボールトのオンライン取引プラットフォームでは10月に金の取引高が過去12カ月平均と比較して30%余り落ち込んだ。

  ブリオンボールトの調査ディレクター、エイドリアン・アッシュ氏はリポートで「米株式相場が過去最高値を連日更新する中、金価格が下落しているのは驚きではない」と指摘。「一部の投資家はビットコインなど仮想通貨をめぐる騒がしさで気が散っている。そのため、新たな金投資家の関心は金価格が5年ぶりの安値を付けた2015年末以降で最も低くなっている」と述べた。

  金価格は1年ぶりの高値に達した9月8日以降、約6%下落し、年初来の上昇率は11%となっている。    

原題:Bitcoin Rally Is Eroding Gold’s Appeal, Top Online Vaulter Says(抜粋)

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