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石油需要は2030年代後半ピーク、EVブーム上振れなら-OPEC予想

  • EV販売台数が予想上回れば日量約1億900万バレルで
  • OPECの主要シナリオではEV台数の伸びはより緩やかと予測
Operations At A Repsol SA Oil Refinery
Photographer: Angel Navarrete
Operations At A Repsol SA Oil Refinery
Photographer: Angel Navarrete

電気自動車(EV)販売ブームが予想を上回れば、世界の石油需要は2030年代後半にピークに達し、頭打ちとなる可能性があるとの見方を、石油輸出国機構(OPEC)が示した。

  OPECは7日発表した年次報告書「世界石油見通し」の中で、世界の自動車の25%が電池を搭載すれば、世界の石油需要は30年代後半に日量約1億900万バレルで横ばい状態になると予想した。

  OPECは主要シナリオではEV台数はその半分のペースで増えると見込み、石油需要は向こう数十年間は拡大すると予測。ただ、EV台数が予想を上回るペースで伸びるシナリオを考慮している事実は、脅威をより深刻に受け止め始めていることを示している。

需要がピークに

  報告書は「EVが24年たたないうちに乗用車の分野にこれほど力強く食い込む可能性は極めて低い」とした上で、「それでも、数カ国は新車販売のうちEVの割合をさらに拡大する方針を表明している」と指摘する。

  フランスと英国が向こう数十年間に化石燃料自動車の販売を禁止する計画を発表し、中国もその可能性を示唆したことを受け、産油国の間ではEV販売禁止の石油需要への長期的影響に対する関心が高まっている。

 OPECはまた報告書で、自動車の個人保有が減少する中で、米ウーバー・テクノロジーズが提供しているようなカーシェアリングサービスの広範な普及により、石油需要が後退する可能性が高まると指摘している。

原題:OPEC Sees Oil Use Peak in Late 2030s If Electric Cars Boom (1)(抜粋)

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