コンテンツにスキップする

11月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル反発、一時は2週間ぶりの上げ-資源国通貨安い

  7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反発し、前日の下げを全て埋めた。背景では商品相場が軒並み下落し、ユーロが3カ月ぶり安値をつけた。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%高と、ここ2週間で最大の上げとなる場面があった。前日大幅高となっていた原油と金属相場がこの日は下落。主要10通貨の中ではオーストラリア・ドルやニュージーランド・ドル、カナダ・ドルといった資源国通貨が米ドルに対して特に大きく下げた。米労働省が朝方発表した求人件数では9月も高水準が維持された。

  ニューヨーク時間午後5時前の段階で主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%上昇。ドルは対円で0.3%高の1ドル=113円99銭。ユーロはドルに対し0.2%下げて1ユーロ=1.1588ドル。

  ドル指数は米東部時間10時過ぎに日中高値をつけた。オーストラリア、ニュージーランド、カナダの通貨はそれぞれ、対米ドルで0.6%程度の下げとなった。

  ドルは対円で、114円をやや下回る水準。前日に7カ月ぶりの高値の114円73銭に達し、その後113円70銭まで下げたため、押し目買いが戻った。

欧州時間の取引

  ユーロは一時、欧州中央銀行(ECB)政策委員会10月会合の翌日につけた直近の安値を下回った。ただ、ボラティリティーが低水準にとどまる中で、めぼしい追随売りは出なかった。ユーロのボラティリティーはこの1週間ほど、主要10通貨中で最も低かった。
原題:Dollar Gains Most in Two Weeks as Commodity FX Fall: Inside G-10(抜粋)
Euro Hits Lowest Since July Amid Volatility Drop: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500種が下落-市場は税制法案に注目

7日の米株式相場は反落。金融株が売られ、S&P500種株価指数は下げた。ドルは上昇し、米国債も小幅高となった。下院の税制改革法案が今週中にまとまると見込まれる中、市場は財政政策に焦点を移している。

  • 米国株はS&P500種が下落、市場は税制改革法案に注目
  • 米国債は小幅高-10年債利回り2.31%
  • NY原油は反落、買われ過ぎ感台頭-シェール増産も警戒
  • NY金は反落、ドル上昇や株価高値圏で

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて2590.64。ダウ工業株30種平均は8.81ドル(0.1%未満)上昇の23557.23ドル。ニューヨーク時間午後4時半現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満低下し2.31%。

  TDセキュリティーズの米国担当チーフマクロストラテジスト、マイケル・ハンソン氏は「税制改革は現在、誰もが最も重要視している」と指摘。「上院は9日に独自の法案を発表すると表明している。その法案は主に下院の法案をベースとしているが、重要な相違点が含まれる可能性は高い」と述べた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。買われ過ぎたとの懸念に加え、シェール増産への警戒が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比15セント(0.3%)安の1バレル=57.20ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は58セント下げて63.69ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。2週間ぶり高値水準から下げた。ドルの持ち直しや株価が最高値圏で推移していることが手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.5%安の1オンス=1275.80ドルで終了。

  株式市場を世界的に見ると、この日はペルシャ湾岸諸国の株価指数が最悪のパフォーマンス。汚職取り締まりの動き拡大を嫌気し、サウジアラビアの主要指数は一時1年ぶりの下げとなる場面があった。

  原油相場はきょうは下げたが、前日は終値で2015年6月以来の高値となった。コメルツ銀行の商品調査担当らは7日付のリポートで、「現在聞かれているニュースから判断すると、近い将来に調整が起こることはないだろう。最新のサウジアラビア情勢は、原油価格に対するリスクプレミアムを正当化している」と指摘した。

  トランプ大統領のアジア訪問が続く中、北朝鮮の動きなどを巡り市場は地政学リスクにも警戒を強めている。
原題:Stocks Slide, Dollar Gains as Taxes Take Focus: Markets Wrap(抜粋)
Crude Recedes After Surge to Two-Year High on Saudi Disturbance
Silver ETF Holdings Sag to Six-Month Low as Rate View Saps Price
PRECIOUS: Gold Drops From Two-Week High as Dollar Strengthens

◎【欧州株】下落、米国株に連れ安-小売り銘柄が安い

  7日の欧州株式相場は下落。米国で討議に入った税制改革法案の詳細を見極める動きが広がる中で米国株が売られ、これに追随した。

  指標のストックス欧州600指数は0.5%安の394.65で終了。業種別19指数のうち上昇したのは3指数のみ。小売り銘柄は1.4%安と、最もきつい下げとなった。石油・ガス銘柄は0.6%上昇。

  構成銘柄の中で上昇したのは142銘柄、下落したのは443銘柄。

  英FTSE100指数は0.7%値下がり。6日に過去最高値を付けていた。

  その他主要指数では、ドイツのDAX指数が0.7%安。フランスのCAC40指数は0.5%、スペインのIBEX35指数は0.8%それぞれ下げた。
原題:European Stocks Follow U.S. Peers Lower Amid Tax ReformConcern(抜粋)

◎【欧州債】ポルトガル債が大幅高-10年債利回り2年半ぶり2%割れ

  7日の欧州債市場ではポルトガル国債が周辺国債の上げを主導。10月26日のECB会合以降、上げ基調にある。10年物利回りは10bp低下し、2015年4月以来となる2%割れとなった。

  イタリア10年債は続伸。トレーダーの1人によれば、利益確定の動きはまだ控えめ。ドイツ10年債に対する利回り上乗せ幅は8bp縮小。

  オーストリア国債はドイツ国債にアウトパフォーム。国債発行額が小規模だったとは言え、入札結果は極めて堅調だった。

  オーストリア政府は2022年償還債入札を実施し7億4800万ユーロ調達。応札倍率は2.89倍、3月の2021年償還債入札では2.04倍。2027年償還債入札では4億300万ユーロ調達。応札倍率は3.69倍、9月5日に行われた前回入札は2.05倍だった。
原題:Portugal Leads Peripheral Bond Surge; End-of-Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為を更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE