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ECB、重要メンバー3人がQE期限設定しない決定に反対-関係者

  • クーレ理事、バイトマン氏、ビルロワドガロー氏が文言変更を主張
  • インフレが目標に向け持続的に調整するまで購入継続の方針-ECB
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁

Photographer: Martin Leissl/Bloomberg
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁
Photographer: Martin Leissl/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)政策委員会の重要メンバー3人が10月26日の会合で、インフレ動向が改善するまで債券購入を続けるとの文言の変更を主張した。事情に詳しい当局者らが明らかにした。ECBが量的緩和(QE)縮小を模索する中で、ドラギ総裁の政策運営は多難なものになりそうだ。

  ユーロ圏の中銀当局者らによると、クーレ理事とバイトマン・ドイツ連邦銀行総裁、ビルロワドガロー・フランス銀行総裁が、資産購入ばかりでなく全体としての金融緩和の度合いを物価見通しに連動させるよう唱えた。

  政策委員会は結局、インフレ率が2%弱という目標水準に向かって持続的に調整するまでは債券購入を続けると表明することを決めた。バイトマン総裁らの求めた表現は、インフレ率が上昇しなくても購入終了を可能にする余地のあるものだった。

  政策委員会での議論の基盤となる案を準備するプラート理事は変更に反対したと、会合での議論は非公開だとして当局者らが匿名を条件に述べた。ECBと独連銀、仏中銀の報道官はコメントを控えた。

The ECB's Threefold Guidance

  10月の議論は来年の政策についての合意形成の難しさを浮き彫りにする。ECBは少なくとも9月まで債券購入を続けるとし、場合によってはさらなる延長や拡大も可能としている。

  ドラギ総裁は政策発表後の記者会見で、購入の終了期日を設定しなかった決定は全会一致ではなかったと明らかにした。当局者らによると、クーレ理事は反対票は投じなかった。ただ、10月29日に発行されたインタビュー記事で、「これが最後の延長となることを望む」と述べている。

  バイトマン氏は会合の翌日、決定に反対したことを明らかにした。ドイツ出身のラウテンシュレーガー理事は7日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、QEの「出口を明白に」示すことを望んだと語った。

原題:Key ECB Policy Makers Are Said to Have Challenged QE Pledge (1)(抜粋)

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