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債券上昇、日銀オペ結果で好需給を確認-あすの30年入札に期待感も

更新日時
  • 中期債が堅調、新発2年債利回りは6カ月ぶり低水準
  • 日銀オペ、需給はタイトという見方が変わらない結果-岡三証

債券相場は上昇。日本銀行が実施した中長期ゾーン対象の買い入れオペの結果で良好な需給環境が確認された上、あすの30年債入札に対する期待感も相場を支えた。

  8日の長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比8銭高の150円99銭で取引を開始。午後は日銀オペの結果を受けて一時151円04銭と、日中取引ベースでは9月12日以来の高値を付けた。結局は寄り付きと同水準の150円99銭で引けた。

新発10年債利回りの推移

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、日銀のオペに関して「場合によっては残存期間1年超3年以下の減額もあり得ると思っていたが現状維持ということだった。結果も需給はタイトという見方が変わらない内容だった」と指摘。「あすは30年入札があるが、最近の超長期債入札の傾向として事前にじりじりと買われて無難な結果になることが多い。40年債利回りの1%割れというのは、超長期債に対する見方が少し変わってきているということの表れでもあり、入札に安心感がある」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.02%で寄り付いた後、0.025%で推移した。
  
  新発2年物の382回債利回りは1bp低いマイナス0.205%と、5月2日以来の水準まで買われた。新発5年物の133回債利回りはマイナス0.135%と、9月11日以来の低水準を付けた。新発20年物の162回債利回りは0.56%。新発30年物56回債利回りは0.805%と9月11日以来、新発40年物の10回債利回りは0.985%と6月27日以来の水準までそれぞれ低下した。

日銀オペ

  日銀はこの日、残存期間1年超5年以下と5年超10年以下の長期国債を対象に買い入れオペを実施した。結果によると、1-3年と5-10年の応札倍率が前回から上昇した一方、3-5年は低下した。

過去の日銀オペの結果はこちらをご覧下さい。

  岡三証の鈴木氏は、「応札倍率が高めだったものの、利回り水準自体は低いところで決まった」とし、オペ結果を受けて相場に買い圧力が掛かったとしている。

  財務省は9日、30年利付国債の価格競争入札を実施する。56回債のリオープン発行で、表面利率は0.8%に据え置かれる見込み。

過去の30年債入札の結果はこちらをご覧下さい。

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