コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(11月7日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日経平均がバブル崩壊後の高値、25年ぶり水準に-緩やか金利と好業績

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は日経平均株価がバブル経済崩壊後の戻り高値を更新し、1992年1月以来、25年ぶりの水準に達した。世界的な好景気と金利の低位安定による適温経済が続く中、足元の企業業績も好調で、リスク資産投資に前向きな買いが優勢となった。

  海外原油市況が2年ぶりの高値を付けたことを受け、鉱業や石油、海運株など資源セクターが上げ、株式相場の活況を材料に証券株、今期の利益計画を上方修正した三菱地所など不動産株、日本製鋼所など機械株も高い。

  TOPIXの終値は前日比20.63ポイント(1.2%)高の1813.29と反発し、2007年2月以来の1800ポイントを回復。日経平均株価は389円25銭(1.7%)高の2万2937円60銭と4日続伸し、チャート上の節目で96年6月に付けたバブル崩壊後の高値(2万2666円80銭)を上抜けた。

  ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは、「今の株高はアベノミクスがスタートしてからの円安と株高基調の流れであり、いずれは抜く水準だった。これでピークではない」と指摘。短期的には調整も入りやすいが、「世界の物価状況をみても、急激に金融を引き締める感じはなく、経済の拡大余地は来年にかけてまだある」との認識を示した。

  東証1部33業種は鉱業、海運、石油・石炭製品、証券・商品先物取引、不動産、ゴム製品、電機、非鉄金属、機械、鉄鋼など31業種が上昇。下落は水産・農林、金属製品の2業種。水産は、円安によるコスト増で業績悪化のマルハニチロが下げを主導した。

  売買代金上位では、ファーストリテイリングやファナック、三菱商事、野村ホールディングスが上げ、ジェフリーズが投資判断を上げたSCREENホールディングス、業績計画の上方修正銘柄では三菱地所、ヤマシンフィルタ、旭化成、日本製鋼所も高い。半面、決算内容がアナリストにネガティブ視されたディスコのほか、KLab、アドバンテスト、古河電気工業は安い。

  東証1部の売買高は18億9665万株、売買代金は3兆5127億円、代金の3兆円以上は7営業日連続。値上がり銘柄数は1315、値下がりは619となった。

●中期債が上昇、強い流動性供給入札結果受け-超長期ゾーンも堅調

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券市場では中期債相場が上昇。中期ゾーンを対象とした流動性供給入札の順調な結果を受けて需給の逼迫(ひっぱく)感から買い圧力が掛かった。需給の良さを背景に超長期ゾーンも堅調で、株式相場が一段と上昇する中で利回り低下が進んだ。

  現物債市場で新発2年国債382回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.19%と、5月9日以来の低水準を付けた。新発5年物133回債利回りは0.5bp低いマイナス0.13%と、9月12日以来の低い水準。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、前日からの相場堅調について「資金余剰が要因ではないか」と指摘。「流動性供給入札は強い結果で需給逼迫が意識された。売りが手控えられる中、海外投資家の買いや日銀買いオペが入れば思った以上に需給が締まりやすい」との見方を示した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比6銭高の150円98銭で取引を始め、一時151円02銭と日中取引ベースで約2カ月ぶりの151円台に乗せたが、その後は4銭安まで下落した。午後は再びプラス圏に戻す場面もあったが、結局1銭安の150円91銭で引けた。

  超長期ゾーンでは、新発20年物162回債利回りが0.5bp低い0.56%、新発30年物56回債利回りは一時0.5bp低下の0.81%と、前日に続き9月以来の低水準。新発40年物10回債利回りは0.5bp低い1.00%と、6月29日以来の低い水準で取引された。長期金利の指標となる新発10年債348回債利回りは0.02%と9月26日以来の低水準で始まり、0.03%まで水準を切り上げた。

●ドル・円は上昇、日本株の大幅高受けて114円台前半

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。米長期金利の低下を背景にドルが売られた前日の海外市場の流れが一服する中、日本株の大幅高を背景に1ドル=114円台前半まで水準を切り上げた。

  午後4時5分現在のドル・円は前日比0.4%高の114円15銭。朝方は113円台後半で小動きだったが、日本株の上昇に連れて徐々にドル買い・円売りが強まり、午後には114円16銭まで上昇した。前日の東京市場では一時114円73銭と3月以来の水準までドル高・円安が進行。その後急速に伸び悩み、海外時間には113円70銭まで値を下げていた。

  りそな銀行総合資金部市場トレーディング室カスタマーグループの武富龍太クライアントマネジャーは、株が非常に強く、「日経平均を見ながらついて行っている」とドル・円の上昇を説明。その上で、「12月の米利上げがほぼほぼ分かっていて、米税制が少しずつ動いている中でドルはやっぱり買ってしまう。ここで売って勝負はしづらい」と話した。

  オーストラリア・ドルは同時刻現在、対ドルで0.3%安の1豪ドル=0.7671ドル。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)の声明発表後に一時0.7701ドルと2営業日ぶり高値を更新する場面も見られたが、その後伸び悩んだ。声明では豪経済成長の中銀予想におおむね変更はないとし、インフレについても徐々に加速するとの中心的予想が維持された。政策金利は市場の予想通り、過去最低の1.5%に据え置かれた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE