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豪中銀:政策金利据え置き-投資見通し改善でも家計消費に懸念

更新日時
  • 政策金利を過去最低の1.5%に維持-エコノミスト全員の予想通り
  • 「経済成長を巡る中銀の予想におおむね変更はない」と豪中銀

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は7日に開いた政策決定会合で政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に据え置くことを決めた。声明では非鉱業部門の投資見通しに関する信頼感の高まりが示唆される一方、家計消費見通しへの懸念が引き続き示された。

  ロウ総裁は声明で、「豪経済の成長を巡る中銀の予想におおむね変更はない」と指摘。「鉱業以外の企業の投資見通しは改善し、予見的な指標はここしばらくよりも前向きとなっている」との見方を示した。金利据え置きはブルームバーグが調査したエコノミスト全員の予想通り。

  ロウ総裁はさらに、「持続的な不確実性の一因は家計消費見通しだ。家計の消費拡大ペースは緩やかで、債務水準は高い」と分析。「労働市場の改善で徐々に賃金が押し上げられるはずだ」としながらも、「賃金の伸びは依然低く、しばらくこの状態が続く公算が大きい」との見方を示した。インフレについては、「小売部門を中心とする競争圧力増大と労働コストの緩やかな伸びを反映し、当面は基調的に低水準にとどまる公算が大きい」と予想した。

Underpriced

  キャピタル・エコノミクスのポール・デールズ氏は「雇用は拡大しているものの、過去最低の賃金の伸びや急上昇する公共料金、高い債務負担に伴う家計所得への下降圧力が相殺されていない」と指摘。来年の成長率について、「消費の伸び鈍化を一つの主因として、豪中銀が掲げる3%前後ではなく、せいぜい2.5%にとどまる見込みだ」と述べた。

原題:RBA Shows Investment Confidence, Doubts on Consumer as Rate Held(抜粋)

(3段落目以降に声明の内容やコメントなどを追加して更新します.)
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