中国テンセント電子書籍部門、グレー市場で株価上昇-8日に香港上場
Lulu Yilun Chen、Crystal Tse、Abhishek Vishnoi-
76香港ドルとIPO価格55香港ドルを38%上回る水準-レスケ氏
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閲文のビジネスモデルは米アマゾンの「キンドルストア」に類似
中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)からスピンオフ(分離・独立)した電子書籍部門、閲文集団の株価がグレーマーケット(上場前の相対取引)で大きく上げている。同社の新規株式公開(IPO)価格は仮条件の上限で決まった。

さまざまな書籍のタイトルがアプリに表示される
撮影:アンソニー・クワン/ブルームバーグ
チャーチル・キャピタル(シンガポール)のセールストレーダー、トム・レスケ氏によれば、投資家は閲文株を1株当たり76香港ドルで購入。8日の香港上場でのIPO価格は55香港ドルで、これを38%上回る水準となっている。
同氏は「グレーマーケットにおけるこの銘柄への需要は極めて強い」と述べた。
閲文のビジネスモデルは米アマゾン・ドット・コムの「キンドルストア」に類似。目論見書によれば、6月末時点で著者640万人の960万作品を提供している。
原題:Tencent’s China Literature Climbs in Gray Market Before Debut(抜粋)
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