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サウジ当局者:王族らの拘束は汚職対策の「第一段階」にすぎない

  • アルワリード王子らの拘束は汚職根絶に不可欠なプロセス-当局者
  • 時宜にかなったオープンな形で裁判を開く-当局者
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Photographer: Simon Dawson/Bloomberg
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サウジアラビアの検察当局者は、王子や実業家、政府要職者らを週末に拘束したのは汚職対策の「第一段階」にすぎないとの見解を示した。

  検察当局のシェイフ・サウド・モジェブ氏は6日の声明で、今回の拘束は「汚職根絶に不可欠なプロセスの手始めにすぎない」と指摘。容疑者は弁護士へのアクセスが認められ、「時宜にかなったオープンな形で」裁判を開くと説明した。

  事情に詳しい関係者2人によると、現地の銀行は関係者の口座を凍結し始めている。中央銀行や政府の当局者に取材を試みたが現時点でコメントは得られていない。

  サウジのメディアや匿名で語った高官によれば、身柄を拘束されたのは世界屈指の富豪のアルワリード王子を含む王子11人と閣僚4人のほか、多数の元閣僚や著名実業家ら。サルマン国王の命令による今回の拘束は、ムハンマド皇太子の王位継承を阻みかねない障害の一掃を図る動きとの観測を裏付けた一方で、サウジのエリート層が法の適用を免れているとの不満を長年抱えながら原油安の打撃をまともに受ける多くの同国民に称賛された。

  ただサウジ高官は、今回の取り締まりに汚職対策以外の目的はないと述べ、容疑者は「サウジの正規の手続きに従って捜査を受ける」と話した。同高官によると、アルワリード王子はマネーロンダリング(資金洗浄)と贈収賄、一部当局者への強要の容疑がかけられている。2015年に死去したアブドラ前国王の息子であるムトイブ国家警備相は、横領と不正な雇用、自身の企業へのプロジェクト発注などの疑いが持たれている。

  ブルームバーグは容疑者らに取材を試みたが連絡は取れていない。

原題:Saudi Official Says Arrests Just Start of Anti-Graft Push (1)(抜粋)

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