コンテンツにスキップする

クレディSやBNPを米当局が調査、モザンビーク債に絡み-WSJ紙

  • ロシアのVTBグループも調査対象とWSJが関係者を引用
  • FBIは汚職に銀行側が手を貸した疑いについて捜査とWSJ

米当局はモザンビーク債約20億ドル(約2300億円)相当の発行を巡りクレディ・スイス・グループとフランスのBNPパリバ、ロシアのVTBグループを調べている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい関係者の話として報じた。関係者名は明示していない。

  WSJによると、債券発行で集めた資金の当局者らによる着服を銀行側が容易にし、汚職に手を貸した疑惑を巡り連邦捜査局(FBI)が捜査を進めている。司法省はモザンビークが無理なく返済できる以上の借り入れをするのを銀行が支援した疑いで調べている。

  WSJは、英米およびスイスの監督当局が昨年から銀行による証券法違反の疑いを調査してきたが、最新の調査拡大によって刑事訴追の可能性が出てきたとしている。

  モザンビークは昨年、10億ドル余りの隠れ債務について認め、国際通貨基金(IMF)などが支援を凍結。今年に入りデフォルト(債務不履行)状態となり、クレディ・スイスなどの銀行が手配した融資の利払いも行っていない。

  クレディ・スイス広報のニコル・シャープ氏(ニューヨーク在勤)はWSJの記事に対するコメントを控え、直近の年次報告書での開示内容を参照するよう求めた。同行は2016年の年次報告書で、複数のモザンビーク国有企業への融資ファイナンスのアレンジを含めた問題に絡み当局からの要請に応じていると説明している。

  BNPパリバの広報担当者(香港在勤)はコメントを控えた。VTBグループの担当者もコメントしなかった。WSJはモザンビーク政府の報道官2人にコメントを求めたが返答はなかったと伝えた。

原題:Credit Suisse Among Banks Probed on Mozambique, WSJ Reports (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE