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マツダ株が一時半年ぶり下落率、想定以上に北米販売が苦戦との見方

  • 北米販売は4-9月に2.5%減、セダン系車種の販売減が響く
  • 為替前提円安方向に修正、通期予想据え置きも実質的下方修正の声
Mazda Motor Corp. President And CEO Masamichi Kogai Presents Roadster RF
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Mazda Motor Corp. President And CEO Masamichi Kogai Presents Roadster RF
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

マツダの株価が6日、一時5月1日以来の下落率となった。同社が2日に発表した第2四半期決算を受け、北米市場での想定以上の販売苦戦が嫌気されているうえ、為替前提を円安方向に修正する中での通期業績計画の据え置きは実質的な下方修正だと指摘されている。

  マツダ株は一時3.8%安の1590.5円と、10月20日以来の日中安値を付けた。メリルリンチ日本証券の二本柳慶アナリストはリポートで、米国の事業環境悪化ペースは速く、当面は業績改善のきっかけに乏しいと指摘。目標株価を従来の1600円から1500円に下げた。野村証券の桾本将隆アナリストはリポートで、短期的には、北米販売がディーラー網の弱さやセダン系商品の経年化により、当初の同証想定以上に足元で苦戦しているとの見方を示した。

マツダ株の推移

マツダ株の推移

Bloomeberg

  マツダの4-9月期の営業利益は前年同期比13%減の765億円と、事前の市場予想804億円を下回った。出荷台数の減少や研究開発費用の増加が響いた。北米販売は、米国でセダン系車種が減少し前年同期比2.5%減だった。通期としては、北米での販売台数見通しを引き下げたものの、為替の円安効果を考慮し営業利益予想1500億円を据え置いた。

  モルガン・スタンレーMUFG証券の磯崎仁アナリストらはリポートで、通期営業利益据え置きは実質的な下方修正を意味するとし、「為替影響を除く実体は厳しい環境にさらされている」と指摘した。コンセンサス予想の通期営業利益1656億円の切り下がりは不可避だとした。

  丸本明副社長は2日の都内での会見で、北米で「商品面と販売力の両面で強化しなくてはいけない」と指摘。米国で販売網強化に取り組んできたことに触れ、「一年かけて基盤を整備し、準備はできた」とし、さらなる強化に向けて「投資は必要なので加速させていきたい」と話した。

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