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ビットコイン「バブル」論争、賛否入り乱れる-ゴールドマンは様子見

  • ビットコインは「バブルそのもの」とクレディ・スイスCEO
  • ゴールドマンのブランクファイン氏はまだ切り捨てられない
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Bloomberg
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  ビットコインは正当な資産だろうか。それとも、はじけるのを待つばかりの「巨大」バブルだろうか。急激な値上がりで時価総額が1000億ドル(約11兆4100億円)を超えた仮想通貨について、賛否両論が入り乱れる。

  どちらの陣営にくみするにしても否定できないのは今年に入ってからのその驚異的な値上がりだ。3日に7000ドルを突破し、年初来の上昇率は650%以上になっている。

Bitcoin's Record Rally

  業界の著名人の声を聞いてみよう。

支持派

  仮想通貨の普及に貢献し「ビットコイン・ジーザス(教祖)」として知られるロジャー・バー氏はビットコインの持続性に楽観的だ。中国政府などからビットコインの投機的要素を取り締まろうとする動きもあるが、「ビットコインの普及を止める唯一の手段は世界中をインターネットから切り離し、接続できないようにし続けることだけだ」と9月にブルームバーグ・ニュースとのインタビューで語った。

  元レッグ・メーソンのファンドマネジャーのビル・ミラー氏は自身のミラー・バリュー・ファンドでビットコインの保有比率を30%とし、1年前の5%から増やした。同ファンドの今年の成績はプラス72.5%。

批判派

  クレディ・スイス・グループのティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)は2日、ビットコインを巡る投機は「バブルそのものだ」と発言。「ビットコインを売買する唯一の目的は金儲けだ」とし、そうした投機が「ハッピーエンドで終わったことはめったにない」と警鐘を鳴らした。

  ソシエテ・ジェネラルのセブラン・カバンヌ副最高経営責任者(CEO)も3日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「今のビットコインは明らかにバブルだ」と述べた。

  JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは引き続き、ウォール街で最もビットコインに批判的な1人だ。ビットコインを買う人は「愚か」で、最後には各国政府がこれを壊滅させるだろうと10月にも発言した。

様子見派

  取引所運営CMEグループのテリー・ダフィーCEOはブルームバーグテレビジョンとのインタビューでビットコインバブルの可能性についての問いに、「この37年間に数多くのいろいろなバブルを見てきた」とした上で、「バブルであるかどうかを予言するのは私の役割ではない。私の仕事は人々がリスクを管理するのを助けることだ」と答えた。CMEは年内にビットコイン先物を上場する計画を明らかにしている。

  ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファインCEOはビットコインについてどう考えるべきか決めかねているが、現時点でこれを切り捨ててしまうことは望んでいない。同CEOは別のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「その昔、5ドル金貨は5ドル分の金が含まれているから5ドルだったが、今の紙幣は中銀の権威を裏付けとしている。新世界では人々のコンセンサスを裏付けとした通貨もあるかもしれない」と語った。

原題:Big Investors Are Taking Sides in Bitcoin’s Great Bubble DebateBig Investors Are Taking Sides in Bitcoin’s Bubble Debate (1)(抜粋)

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