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【先週の新興市場】アジア主導で通貨・株とも上昇、パウエル氏指名で

更新日時
  • MSCIの通貨・株価両指標は3週ぶり上昇
  • トルコ・リラは下落率トップ、インフレ率が13年ぶり高水準

3日終了週は新興市場が世界的に堅調を取り戻した一週間となった。ベネズエラは債務再編計画を明らかにしたほか、トルコのインフレ率は13年ぶりの高水準となった。

  MSCIの新興国通貨および株価指標はいずれも週間ベースで3週ぶりに上昇。トランプ米大統領は次期FRB議長にパウエルFRB理事を指名、利上げに慎重なイエレン現議長の姿勢が継続されるとの観測が強まった。

主なニュース:

  • ベネズエラは対外債務の再編要請へ、金融制裁を非難-マドゥロ大統領
  • 米雇用者:10月は26万1000人増、ハリケーンの反動-賃金は伸び鈍化
  • パウエル氏:雇用と物価安定のFRB目標、達成目指すと約束
  • 中国の習近平国家主席、安定した中朝関係呼び掛け-トランプ氏のアジア歴訪控え

アジア:

  • 中韓、THAAD配備巡り悪化した関係の修復で合意
  • アジア通貨は上昇率の上位を占めた。インドネシアや韓国などの10月CPIは中銀の目標レンジ内か、それを下回る結果となり、インフレの抑制が示唆された
  • 中国:10月の製造業PMI低下、予想下回る-環境汚染対策の中で

EMEA:

  • トルコ・リラは週間で下落率トップ。食品やエネルギーなどを除いた10月のコアCPIは前年比11.8%に伸びが加速、2004年1月以来の高水準となった
  • ロシア・ルーブルは年末まで現行水準にとどまる見通し、為替レートに影響を及ぼし得る重要な要素は見当たらない-シルアノフ財務相
  • 南ア・ランドは週間で3週連続下落。債券利回りは3週連続で上昇した。7-9月期の失業率は14年ぶり高水準にとどまった

中南米:

  • ブラジル・レアルはブルームバーグが追跡する新興国通貨で下落率2位。中銀の議事録にはフォワードガイダンスの提示をやめるともに選択肢を維持すると記されたが、金融政策に関する一段の明確性は示されなかった
  • メキシコ・ペソは週間で7週連続下落。NAFTA再交渉の次回ラウンドを11月17日に控え、慎重なセンチメントが続いている

   
今週のデータ:

11月6日中国7-9月の経常収支
インドネシア7-9月のGDP
  8日中国10月の貿易収支
 トルコ9月の鉱工業生産
  9日中国10月の消費者物価指数
メキシコ金融政策決定会合
  10日メキシコ9月の鉱工業生産
 ロシア9月の貿易収支
インドネシア7-9月の経常収支
インド9月の鉱工業生産
ブラジル10月のIBGEインフレ

原題:EM Review: Asia Leads Gains Amid Powell Pick, Venezuela’s Woes(抜粋)

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