コンテンツにスキップする

次期FRB議長指名のパウエル氏、上院承認プロセスでは優位

  • パウエル氏は既にFRB理事、オバマ前大統領が指名
  • 上院銀行委はこれまでトランプ氏指名の人物を超党派で承認

トランプ米大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名するジェローム・パウエル氏は、一部共和党議員にとって望ましい選択肢ではないものの、上院での指名承認プロセスにおいては著しく優位な立場にある。

  共和党員であるパウエル氏は既に、オバマ前米大統領に指名されたFRBのメンバーであり、共和・民主両党の支持を得る可能性が高い。パウエル氏は2012年、任期が終了していない理事ポスト就任に上院で賛成74票、反対21票で承認された。14年には、任期14年の理事として賛成67、反対24で承認された。両方の採決において、反対したのは1人を除いて全て共和党議員だった。

Key Speakers At The Institute of International Finance Annual Membership Meeting

ジェローム・パウエル氏

写真家:ザック・ギブソン/ブルームバーグ

  パウエル氏は上院銀行委員会が開く指名公聴会で、気まずい思いをする可能性はある。銀行委メンバーのパット・トゥーミー議員(ペンシルベニア州)とディーン・ヘラー議員(ネバダ州)は2012年にパウエル氏の承認に反対。ヘラー議員は14年にも反対したほか、銀行委の委員長を現在務めるマイケル・クラポ議員(アイダホ州)とメンバーのティム・スコット議員(サウスカロライナ州)も反対票を投じた。マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)を含む現在の上院共和党指導部5人も全て反対票を投じた。

  一方、上院銀行委はこれまでトランプ大統領が金融関連の要職に指名した人物を超党派で承認している。ランダル・クオールズ氏をFRBの銀行監督担当副議長ポストに賛成17、反対6で承認。民主党議員5人も支持に回った。クオールズ氏は上院の採決では賛成65、反対32で承認された。

  トランプ大統領はパウエル氏を2日に指名する計画だと、この決定に詳しい関係者3人が明らかにした。パウエル氏は上院の過半数51票以上の賛成が得られれば、承認される。

原題:Trump Fed Choice Powell Has Edge in Bid for Senate Confirmation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE