ドイツ:10月の失業者は前月比1万1000人減-景気の勢い鮮明
Oliver Sachgau、Piotr Skolimowski
更新日時
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ブルームバーグの調査では1万人減少が見込まれていた
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失業率は5.6%-東西ドイツ統一以降の最低
ドイツでは10月に失業者数が減少した。急増する需要に対応するため企業が雇用を増やし、既に力強い同国経済の勢いがあらためて鮮明になった。
独連邦雇用庁が2日発表した10月の雇用統計によると、失業者数は季節調整済みで前月比1万1000人減の249万5000人。ブルームバーグが実施した調査の予想中央値は1万人減だった。失業率は5.6%と、東西ドイツ統一以降の最低を維持した。
連邦雇用庁のシーレ理事は発表資料で、「雇用市場において極めて良好な展開が続いている」とし、「ダイナミックな雇用の伸びが続いており、新たな従業員を必要とする企業の需要も増えている」と説明した。
ドイツ連邦銀行(中央銀行)は、同国経済が7-9月(第3四半期)も今年前半の成長ペースを維持したとみている。エコノミスト調査によると、14日公表の7-9月国内総生産(GDP)速報値は前期比0.5%増の見込み。

原題:German Unemployment Extends Decline as Economy Powers Ahead(抜粋)
(3段落目以降にコメントと独連銀の見通しなど追加します.)
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