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パウエル氏:金融政策正常化、今後も漸進的に進める必要-過去の発言

  • バランスシートが2兆5000億ドルを下回る状況は想定しにくい
  • どれか一つの金融政策ルールが最適だという意見の一致は存在せず
パウエル理事

パウエル理事

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
パウエル理事
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

トランプ米大統領は2日、連邦準備制度理事会(FRB)次期議長へのパウエル理事指名を発表する方針だ。大統領の決定に詳しい3人が1日明らかにしたもので、実際に指名されればパウエル氏は上院銀行委員会での公聴会に臨み、政策を巡る見解や経済見通しについて詳述することになる。パウエル氏の過去の主な発言は次の通り。

利上げについて

  「米経済がほぼ予想通り推移する限り、金融政策の正常化は今後もこれまでのように漸進的に進めるべきだ」と10月12日の講演で発言。「政策が緩やかに正常化されるとの見通しによって、金利の大幅変動の可能性を減らすことになるだろう」

バランスシート縮小について

  「米金融当局のバランスシート縮小も極めてゆっくりと進行すると見込まれる」と10月の講演で予想。6月にはCNBCに対し、「バランスシートが2兆5000億ドル(約285兆円)を下回る状況は想定しにくい。2兆5000億ドルから3兆ドルといったところではないか」と語った。

消費者物価について

  「インフレ率は目標をやや下回っており、一種のミステリー(謎)だ」と8月にCNBCにコメント。「労働市場の逼迫(ひっぱく)を考えると、もう少し高めのインフレ率が想定されたはずだ。その結果、われわれは辛抱強くなることができる」  

インフレ期待について

  「インフレ期待は引き続きかなり安定していると思われるが、それが続くようにすることが重要だ。それを確実につなぎ留めておく唯一の方法は、実際に2%のインフレ率を達成することであり、私はこの目標に強くコミットしている」

経済成長について

  「米経済は今後も2%程度の成長と力強い雇用創出、労働市場の逼迫の軌道が続き、インフレ率が2%の目標に向けて加速していくというのが私の基本的な予測だ」と6月の講演で表明。

金融政策ルールについて

  「一つのルールを採用し、機械的に他を排除する形でそれに従うよう連邦公開市場委員会(FOMC)に義務付けることが望ましいというコンセンサスがないのはもちろん、どれか一つのルールが最適だという意見の一致も存在しない」と2月の講演で論評した。

原題:Jerome Powell’s Views on U.S. Monetary Policy in His Own Words(抜粋)

ブルームバーグのマイケル・マッキーは、トランプ大統領が次期FRB議長にパウエル氏を指名する予定だとの関係者の話についてリポート

(出所:Bloomberg)


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