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10月の米高級車販売:SUVとセダンの明暗鮮明、供給過剰も拍車

  • リース契約終了後の中古車の供給過剰が人気薄のセダンに追い打ち
  • BMWは10月の販売データ公表を1日延期、IT不具合で

米国で収益性の高いスポーツタイプ多目的車(SUV)への旺盛な需要の恩恵にあずかっている高級車メーカー各社だが、セダンからの急速な需要シフトなどがもたらした問題に頭を悩ましている。

  リース契約終了後に市場に還流する中古車の供給過剰はダイムラー傘下のメルセデス・ベンツ、BMW、トヨタ自動車のレクサス、フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディに特に大きな影響を及ぼしている。高級車部門は主力ブランドと比べてリースへの依存度が高いからだ。高級乗用車モデルの販売はこの数年間、著しく落ち込んでおり、各社は供給過剰と需要後退の双方に苦しんでいる。

Mercedes-Benz S-Class

メルセデス・ベンツ「Sクラス」

写真家:Krisztian Bocsi / Bloomberg

  高級車メーカー各社が1日に公表した販売データは、SUVへの需要シフトを鮮明に示している。

  10月の高級車販売ではSUVのアウディ「Q5」やメルセデス「GLE」、レクサス「GX」の需要が急伸した一方で、セダンのメルセデス「Sクラス」、アウディ「A4」、レクサス「GS」などが不振だった。

  BMWはIT関連の不具合を理由に10月の販売データ発表を24時間延期した。

  10月の高級車販売データによれば、メルセデスの販売台数(バンと小型車「スマート」を除く)は前年同月比で1%増加し、レクサスに対する年初来のリードを拡大した。10月のアウディの販売台数は9.6%増、レクサスは7.7%減だった。

Luxury Rides

原題:America’s SUV Thirst Hits Luxury Carmakers With Hidden Hangover(抜粋)

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