コンテンツにスキップする

日本株は連日高値、米統計と決算良好-ホンダ押し上げ、非鉄や海運も

更新日時
  • 10月の米自動車販売台数ことし2番目の高水準、ADP雇用も増加
  • パナソニクやヤマハ、水産は安い、午前は一時マイナス場面も
Japan's Nikkei Jumps Most Since May
Bloomberg
Japan's Nikkei Jumps Most Since May
Bloomberg

2日の東京株式相場は続伸し、連日で年初来高値を更新。良好な米国経済統計、国内企業決算への安心感を背景に、米自動車販売の好調や好業績、自社株買いが材料視されたホンダが主要株価指数の押し上げ寄与度トップ。ニッケル市況高を受けた非鉄金属株のほか、海運株も高い。

  TOPIXの終値は前日比7.37ポイント(0.4%)高の1794.08と2007年2月以来の高値、日経平均株価は119円04銭(0.5%)高の2万2539円12銭と1996年6月以来の高値をそれぞれ更新。

  UBS証券の青木大樹・日本地域最高投資責任者(CIO)は、米国の自動車販売について「アキレス腱と言われていたところが回復したことは大きい」と評価。国内の企業業績は、「グローバルな経済環境とのセンシティビティー(感応度)が強く、世界的に景気が良好な中、アップサイドが期待できることから買い安心感がある」と言う。

Japan's Nikkei Jumps Most Since May

東証内

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  調査会社オートデータの1日発表によると、10月の米自動車業界全体の販売は年率換算で1809万台と市場予想の平均1760万台を上回った。ことし2番目の高水準。

  給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートによる米民間部門の10月雇用者数は、23万5000人増と市場予想の20万人増を上回った。ハリケーン「ハービー」と「イルマ」襲来の影響から回復したことが示唆された格好だ。供給管理協会(ISM)の10月の製造業総合景況指数は58.7と、前月の60.8から低下したものの、拡大を示す50を依然大きく上回っている。

  米景気に対する楽観的な見方から、1日の米国株はS&P500種株価指数が0.2%高の2579.36と終値での最高値を更新。この流れを受けたきょうの日本株は続伸して始まった後、3連休を前にした持ち高調整、ドル・円相場が早朝の1ドル=114円20銭台から113円70銭台まで円高方向に振れた影響もあり、午前はTOPIX、日経平均とも一時マイナス圏に沈む場面もあった。

  一方、好決算銘柄を中心に投資家の買い意欲は依然旺盛で、午後終盤にかけ上昇基調を強め、両指数ともこの日の高値圏で終了。東京市場が祝日休場となる3日には、米国で10月の雇用統計発表を控え、売り方による買い戻しの動きも指数押し上げにつながった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想によると、米雇用統計の非農業部門雇用者数の伸びは前月比31万2000人増で、前月の3万3000人減からの大幅回復が見込まれている。

  東証1部33業種は海運、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、鉄鋼、建設、銀行など28業種が上昇。非鉄は、ロンドンのニッケル価格が2年ぶり高値を付け、住友金属鉱山が上げたことが寄与。輸送用機器では、米自動車販売の好調に加え、業績計画増額と自社株買いのホンダがTOPIX、日経平均双方で上昇寄与度トップになった。下落は水産・農林、その他製品、空運、卸売、倉庫・運輸の5業種。売買代金上位では神戸製鋼所やローム、日本郵船、上期が最終黒字転換したJFEホールディングスが高い。半面、米電気自動車のテスラの大幅赤字が嫌気されたパナソニック、第2四半期が営業減益のヤマハ、通期利益計画を下方修正した日本ハムは安い。

  • 東証1部の売買高は18億6848万株、売買代金は3兆3088億円
  • 値上がり銘柄数は880、値下がりは1060
    日経平均を引っ張ったホンダ株

  
  

  
  

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE