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FOMC:当局は12月利上げの手はずを整えた-市場関係者の見方

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米連邦公開市場委員会(FOMC)は10月31日-11月1日の定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1-1.25%のレンジで据え置くことを全会一致で決定し、年内あと1回の利上げを引き続き見込んでいることも示唆した。

  これについての市場関係者の見方は以下の通り。

◎FOMC、12月利上げの手はずを整えた-MFRのシャピロ氏
  FOMCが1日発表した声明には、「12月の政策引き締め期待に反することを意図したものは一切」ないと、MFRの米国担当チーフエコノミスト、ジョシュア・シャピロ氏がリポートで指摘した。
  全く予想外のことが起こらない限り、12月13日に「25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の引き締めが行われる方向だ」。

◎FOMC、12月と来年2-3度利上げへ-ブラックロックのリーダー氏
  ブラックロックのグローバル債券最高投資責任者(CIO)、リック・リーダー氏はFOMC声明を受けて、「FOMCは12月に金利を引き上げ、来年には2-3度追加利上げするだろう」とツイートした。
  「経済と市場は利上げにうまく対応できる」。
  「FOMC声明に関して驚くべきなのは、市場がこれを気にしていないという点だ。財政政策の透明性などほかに注目すべき項目はいくつもある」。

◎FOMC金利据え置き後の為替市場は政治に再び注目-みずほ銀行
  外国為替市場は1日のFOMC声明よりも、トランプ米大統領による連邦準備制度理事会(FRB)次期議長指名と税制改革に関心を強めている。みずほ銀行の通貨ストラテジスト、シリーン・ハラジュリ氏がこう指摘した。
  ハラジュリ氏は電話インタビューで「今週の焦点は政治の方だ」と述べ、1日のFOMC声明は「基本的に当局に関する見通しを変えるものではない。われわれは引き続き12月利上げを予想する」とコメント。
  ハラジュリ氏によれば、年末の利上げ観測はドルの主要な上昇要因。
  税制改革が実施されないリスクは、通貨にとって大きな弱気材料であり、市場が失望する可能性のある分野だ。

◎FOMC、12月利上げの可能性高いことが確認された-三菱東京UFJ
  経済調査室の栗原浩史チーフ米国エコノミスト(ニューヨーク在勤)は、12月利上げに関する市場の織り込みを弱めるような文言はなかったと語った。
  声明では従来方針が修正されなかったということで、来年の利上げについても3回との予測に沿ってやろうとしていると言える。
  景気の現状判断は上方修正されたが、足元の経済指標がかなり強い割にはマイルドな修正にとどまった。ハト派の雰囲気を出したということだと思う。最近は金利も上がり、ドル高方向に動いているため、市場の動きを足元で特に強める必要はないという判断か。
  次期議長がパウエル氏になると、現行路線が継続ということになるため、再びドル安方向の基調に戻っていくというイメージ。ドルはまだ高い水準にある。
  米大統領が恐らく重視しているのは、ドルの上昇を防ぎたいということ。次期議長はドルが上昇していくような政策運営はしないということではないか。

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