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11月1日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎【NY外為】ドル上昇、FOMC声明受け12月利上げの見方が継続

  1日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。一時下げる場面もあったが、持ち直した。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日声明を発表し、経済についてはハリケーンに伴う混乱にもかかわらず「着実」なペースで拡大したと指摘。政策金利は据え置いた。

  市場は景気判断の上方修正について、FOMCが引き続き12月の利上げに向かっているシグナルと捉えた。ブルームバーグ・ドル・スポット指数はFOMC声明後にいったん下げたが、すぐに上昇に転じた。朝方にはADPリサーチ・インスティテュートが発表した10月の民間雇用者数が23万5000人増と、市場予想の20万人増を上回ったことに反応し、ドルはこの日の高値を付けた。ただその後、米供給管理協会(ISM)が発表した10月の総合景況指数が市場予想を下回ったことを嫌気して下落に転じる場面もあった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ドルは円に対して0.5%高の1ドル=114円18銭。対ユーロでは0.2%上げて1ユーロ=1.1619ドル。 

  FOMC声明では、景気判断の上方修正以外は内容にほとんど変化がなかった。声明を受け、年末までの利上げ確率は約85%で維持された。

  FOMCの政策決定以外では、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長の指名が注目されている。トランプ大統領は、議長指名を米東部時間2日午後に発表すると述べた。市場ではパウエル理事の可能性が高いとの見方が広がっているが、イエレン現議長が再任される可能性も残されている。

  ポンドは軟調な展開が続いていたが、ファロン英国防相の辞任が報じられると一段安となった。イングランド銀行の政策会合では0.25ポイントの利上げが見込まれているが、その後の追加利上げの有無についてはなお不透明だ。ポンドは0.3%安の1ポンド=1.3245ドル。

欧州時間の取引

  欧州時間は、米経済指標やFOMC声明の発表を控えて薄商いとなる中、ユーロは狭いレンジでの取引が続いた。ポンドは、英製造業PMIが市場予想を上回ったことを好感してこの日の高値に上昇した。
原題:Dollar Rebuilds Gains as FOMC Statement Leaves December in Play(抜粋)
原題:Euro Stays Below ECB Breakout Point Before FOMC: Inside G-10(抜粋)

◎【米国株・国債・商品】S&P500種は高値更新、国債は伸び悩む

  1日の米株式市場ではS&P500種総合指数が続伸。米金融当局が景気が堅調だとの認識を示したことを受けた。ただ、税制改革法案の見通しが不透明となる中、小型株は売られた。米国債は12月利上げへの道筋を維持する連邦公開市場委員会(FOMC)政策声明の発表後に伸び悩んだ。

  • 米国株は上昇、S&P500種が過去最高値更新-小型株は下げ
  • 米国債は10年債が小幅高、FOMC声明受けて上げ幅縮小
  • NY原油はほぼ変わらず、米在庫が小幅な減少にとどまる
  • NY金は反発、ドルが伸び悩み

  最新のFOMC声明で国内景気は堅調で12月の利上げに十分耐えられるとの見方が示されたことを受け、S&P500種は小幅続伸した。一方で小型株は軟調。1日に予定されていた税制改革詳細の発表が2日以降に持ち越され、議会は主要減税項目の財源確保を巡る審議を続けた。

  S&P500種は前日比0.2%高の2579.36と、終値ベースの過去最高値を更新した。ダウ工業株30種平均は57.77ドル(0.3%)上げて23435.01ドル。一方、小型株で構成するラッセル2000指数はは0.7%低下した。ニューヨーク午後5時現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下がり2.37%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物がほぼ変わらず。米エネルギー情報局(EIA)の統計によると、米国の原油とガソリンの在庫は米石油協会(API)の数字より小幅な減少にとどまった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比8セント(0.2%)安の1バレル=54.30ドルで終了。一時は1月以降で初めて55ドルを上回る場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント1月限は45セント下げて60.49ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ドルの伸び悩みが手掛かり。投資家はトランプ米大統領による連邦準備制度理事会(FRB)議長指名を待っている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.5%高の1オンス=1277.30ドルで終了。

  米国債相場は、年限の短い国債が下げる一方で長期債が上昇した。5年債と30年債の利回り差は一時83bp未満に縮小。財務省が10-12月の長期債入札計画を発表した後、イールドカーブはフラット化した。トランプ大統領が次期FRB議長にパウエル理事を指名するとのウォールストリート・ジャーナル紙報道後、米国債は上昇幅を維持した。

  株の個別銘柄では、通常取引終了後に市場予想を上回る決算を発表したフェイスブックが時間外取引で一時、2%余り上昇した。

原題:U.S. Stocks Rise With Dollar on Fed Economy Views: Markets Wrap(抜粋)
USTs Mixed, Drift Lower Post-FOMC; Curve Holds Early Flattening(抜粋)
Treasuries Hold Gains as Powell Reported to Be Trump’s Fed Pick(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Little Changed, U.S. Crude Draw Doesn’t Impress(抜粋)
PRECIOUS: Gold Climbs as Dollar Pares Gains; Platinum ETFs Jump(抜粋)

◎【欧州株】ストックス600、2年ぶり高値-基礎資源銘柄に買い

  1日の欧州株式相場は上昇し、指標のストックス欧州600指数は2年ぶり高値を付けた。基礎資源銘柄が2013年以来の高値を付けたほか、ユーロ続落で域内の輸出業者のセンチメントが高まった。

  ストックス600指数は0.4%高の396.77で終了。これは15年8月以来の高値。

  業種別19指数のうち12が上昇。基礎資源銘柄は2.7%高。一方、小売り銘柄は1.2%安と、下げ幅が最も大きかった。構成銘柄で値上がりは341、下げ236。

  域内の主要指数では、ドイツのDAX指数が1.8%上昇。フランスのCAC40指数は0.2%、イタリアのFTSE・MIB指数は0.9%それぞれ上げた。一方、英FTSE100指数は0.1%安、スペインのIBEX35指数は0.2%下落。
原題:Europe Stocks Jump to Two-Year High as Miners Gain, EuroSlides(抜粋)

◎【欧州債】イタリア国債が上昇、ドイツ・英国債は値下がり

  1日の欧州債市場ではイタリア国債が上昇。ECB会合や政治要因、格上げを背景にファンドマネジャーらが買いを入れた先週からの流れが続いた。一方、ドイツ国債は下落し、利回り曲線がスティープ化した。月末のデュレ―ション長期化を手掛かりにした取引が弱まったことが背景にある。

  英国債も下げた。1時間で計5398枚の同国債先物が3つのブロック取引で売られた。イングランド銀行の政策決定を翌日に控え、ポジション調整が進んだ公算が大きい。英製造業PMIが予想を上回ったことを受け、利上げ観測が強まった。

  オーストリアとベルギー、フランス、ポルトガル、スペインが祝日だったため薄商いだった。
原題:Italy Rises While Other EGBs Slip; End-of-Day Curves,Spreads(抜粋)

(米国株・国債・商品を更新します.)
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