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トランプ大統領:NYテロ容疑者にビザ与えたとして民主党幹部を非難

トランプ米大統領は10月31日にニューヨークで起きた車両突入事件の容疑者について、「移民多様化ビザ抽選プログラム」を通じて米国に入国したとして、同プログラムに関連して民主党のシューマー上院院内総務を批判した。事件では少なくとも8人が死亡した。

  大統領は「テロリストはいわゆる『移民多様化ビザ抽選プログラム』を利用して米国に入国した。このプログラムは『チャック・シューマー会心の作品』だ」とツイート。「われわれはメリットベースの移民制度を推進しようと取り組んでいる。民主党の宝くじシステムはもうたくさんだ。今よりはるかに厳しく(かつ賢く)ならなければならない」と続けて投稿した。

  シューマー議員(ニューヨーク州)は同プログラムの元となった法案(1990年)の立案者に名を連ねている。法案はジョージ・H・W・ブッシュ政権下で法制化され、年間約5万5000人にプログラムを通じて査証が付与されている。

  シューマー議員はこれを受けて声明を発表し、「米国全体に関わる悲劇が起きるたびにトランプ大統領は問題を政治化させ米国を分裂させているようだが、そんなことよりも本物の解決策に集中するべきだ」と主張。「最新の予算案で大統領が減額を求めているテロ対策」こそ本物の解決策だと訴えた。

  民主党からはほかにも反発が続き、アダム・シフ下院議員(カリフォルニア州)はMSNBCの番組で、「発生から間もない惨事をまったく異なる議会での討議に持ち出すのは、ばかげていると思う」と発言。「この問題が安全保障の議論となったとは聞いていない。この悲劇をあのような形で別のアジェンダに利用するのは、大統領が今やるべきことではないと思う」と語った。

原題:Trump Says Terror Suspect’s Visa Was a ‘Chuck Schumer Beauty’(抜粋)

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