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マナフォート被告とロシアのアルミ王との関係に再び注目集まる

  • デリパスカ氏との取引で使ったペーパーカンパニーの一部で資金洗浄
  • 2人はかつてビジネスパートナーでいざこざがあった

米政官界を揺るがしたトランプ陣営のマナフォート元選対本部長らの起訴で、名前が挙がらなかった重要人物がいる。ロシアの新興実業家でアルミ王のオレグ・デリパスカ氏だ。

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オレグ・デリパスカ氏

フォトグラファー:Simon Dawson / Bloomberg

  しかし、マナフォート被告と、かつてのビジネス仲間であるデリパスカ氏(49)との複雑な関係は、同被告ばかりかロシアの介入疑惑の連邦捜査にとって重要な意味を持つ。起訴状によると、マナフォート被告は隠し口座やペーパーカンパニーを使ってマネーロンダリング(資金洗浄)を行った。

  起訴状が指摘したペーパーカンパニーの一部は、ロシア政府ともつながりのあるデリパスカ氏との取引でも利用されていた。

  デリパスカ氏は不正の容疑をかけられてはおらず、米当局がロシア疑惑の一環として同氏の事情聴取を目指していることを示す証拠もない。だが、モラー特別検察官による10月30日の3人の起訴により、デリパスカ氏とマナフォート被告の長年にわたる関係に再び注目が集まっている。デリパスカ氏は、マナフォート被告と同被告のビジネスパートナーらがデリパスカ氏の資金1900万ドル(約21億6000万円)を不正使用して、失敗したウクライナのテレビ事業投資につぎ込んだと主張している。

  マナフォート被告とデリパスカ氏の取引の一部はキプロスなど租税回避地の銀行口座やペーパーカンパニーを利用していた。マナフォート被告の起訴状によれば、同被告は同じペーパーカンパニーの一部を利用して、資金洗浄や税逃れを行った。

  30日にマナフォート元選対本部長らの起訴が発表されたことについて、デリパスカ氏の報道担当者は、デリパスカ氏のマナフォート被告に関する主張を裏付けるものであるとともに、デリパスカ氏が何の不正も行っていないことを示すと述べた。

原題:Manafort’s Deals With Russian Oligarch Hint at Financial Web(抜粋)

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