ソニー株が9年ぶり高値、業績上振れ期待-半導体やテレビが好調

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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソニー株が急伸。半導体、音楽、家庭向け映像・音響機器分野を中心に利益が拡大する見込みとなったとして前日に2018年3月期の業績予想を上方修正したが、市場では今後さらなる収益の上振れ期待が広がっている。

  前日比11%高で始まり、一時12%高と2016年2月の約16%高以来の日中上昇率となった。終値は、11%高の4918円と2008年6月以来の高水準。売買代金は東京市場トップの1986億円に膨らんだ。

  ソニーは10月31日、営業利益予想を前年同期比2.2倍となる6300億円(従来予想は5000億円)に上方修正。実現すれば1998年3月期を1000億円以上上回り過去最高益となる。ただ、ドイツ証券の田口洋アナリストは、第3四半期以降も好調が続けばさらに上振れる可能性があると指摘した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮本武郎シニアアナリストも、テレビや半導体は販売目標を引き上げ、ゲームも売上高を増額修正したことから「スマートフォンを除いて好調な事業環境」と事業全体を高く評価。利益成長がピークアウトするという懸念は後退したとみている。

  ソニーの7-9月期の売上高は前年同期比22%増の2兆625億円、営業利益は4.5倍の2042億円、純利益は27倍の1309億円だった。

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