【NY外為】ドルが上昇、英中銀会合や次期FRB議長指名待ち

更新日時
  • ブルームバーグ・ドル指数は月間ベースで2カ月連続で上昇
  • ポンドは対ドルで上昇、市場は英中銀の利上げ見込む
Bloomberg

31日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。月末特有のポートフォリオのリバランスはドル売りにつながると見込まれていたものの、値上がりした。市場は主要中央銀行の金融政策決定会合や米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長指名を待っている状況だ。

  ドルは主要10通貨の大半に対して上昇。ただポンドは大きくアウトパフォームしている。イングランド銀行(英中央銀行)の政策会合を控えてポンドは週初から値上がり。英中銀の政策会合では約10年ぶりの利上げが見込まれている。この日最も下げたのはカナダ・ドル、ニュージーランド(NZ)ドル、円となっている。一部のリバランスモデルでは、ドル買い・円売りが見込まれていた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。ドルは対円で0.4%高の1ドル=113円64銭。ユーロは対ドルで0.1%未満下げて1ユーロ=1.1646ドル。ポンドは0.6%上昇した。

  ドル指数は一時、それまでの上げを失いほぼ変わらずとなる場面があった。ただその後、ドルが対円で値上がりする中、ドル指数も再び上昇した。ドル指数は月間では1.8%上昇と、2カ月連続での上げ。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日から2日間にわたる政策会合を開催。政策金利に関しては据え置きが見込まれており、市場の注目は11月2日に発表が見込まれる次期FRB議長の指名に集まっているようだ。

  パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のリチャード・クラリダ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、イエレン現議長もしくはパウエル理事が指名されれば、これまでの政策スタンスが継続されるとみなされ、米国債市場が大きく反応することはなさそうだとの見方を示した。  

欧州時間の取引

  この日はユーロ圏経済に関する指標が複数発表されたが、ユーロはあまり反応しなかった。7-9月(第3四半期)の域内総生産(GDP)速報値は前期比0.6%増と、伸びは市場予想(0.5%増)を上回った。また10月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比1.4%上昇と、伸びは市場予想(1.5%上昇)を下回った。

原題:Dollar Gains at Month-End as Traders Await BOE, Next Fed Chair(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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