スプリントとTモバイル合併は破談寸前、ぎりぎりの協議続く-関係者

  • ソフトバンクはドイツテレコムからの回答を待っている-関係者
  • 孫社長はスプリントの支配権を手放すことに難色-関係者
Photographer: Daniel Acker

ソフトバンクグループは、傘下の米携帯電話事業者スプリントと同業TモバイルUSの合併成立の可能性が急速に低下する中で協議を破談から救うためぎりぎりの努力を続けており、現在Tモバイルの親会社ドイツテレコムからの回答を待っているところだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  詳細は公になっていないとして匿名を条件に語った同関係者らによれば、ソフトバンクは、ドイツテレコムが週内に最終案を提示すると見込んでいる。同案には、ドイツテレコムがTモバイル株1株に対し何株のスプリント株割り当てを受け入れる用意があるのかという内容が含まれるという。

  孫正義社長率いるソフトバンクは、Tモバイル株1株に対しスプリント株8株未満という交換比率の要求を伝えていると、関係者らは述べた。

  関係者のうち1人は、ドイツテレコムが魅力的な交換比率を提示しても、将来のインターネット・通信業界で優位性を得たい孫社長としては、スプリントの支配権を手放すことに難色を示すと語った。同関係者によれば、ソフトバンクは統合後の会社で孫社長が意思決定者としての地位を維持する方法について交渉している。それには孫氏を統合後の会社の共同会長に指名することも含まれるという。

  スプリントの広報担当はコメントを控えた。ドイツテレコム、ソフトバンク、Tモバイルの担当者にもコメントを求めて連絡を取ったが、これまで返答はない。

原題:Sprint, T-Mobile’s Last-Ditch Talks Are Said on Life Support(抜粋)

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