金属業界は誰もが強気、世界の経済成長堅調で-LMEウイーク

  • グレンコアはトレーディング部門の利益見通しを引き上げ
  • 様子見姿勢だったマクロヘッジファンドが再び金属市場に注目
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世界の経済成長は極めて堅調で、金属価格にとって完全にポジティブな要因になり得る。

  30日開幕した「LMEウイーク」を前にこうした見方が金属業界で広がった。ロンドンに集結したトレーダーや製錬業者、鉱山会社、ブローカーの間でこうした楽観的な見方が広がったのは数年ぶり。世界の主要な需要国の経済成長が力強い伸びを示していることに加え、中国で供給が抑制され、投資家の関心が戻っている。

  世界2位の金属取引会社トラフィギュラ・グループのチーフエコノミスト、サード・ラヒム氏は「世界経済は恐らく危機以降、あるいはそれ以前と比較してもかなり改善しているようだ。私は非常に強気だ」と述べた。

  楽観的なムードは、商品価格下落で大手鉱山会社の業績が低迷して以降の2年間の大きな変化を示している。2015年9月時点ではグレンコアの株価は急落し、債務負担を懸念する投資家をなだめるために資金調達を余儀なくされた。今では大手鉱山会社は自信を取り戻して利益を上げ、世界各地で多額の天然資源買収契約を結んでいる。グレンコアは30日、7-9月(第3四半期)の業績が堅調だったことを理由にトレーディング部門の利益見通しを引き上げた。

  今年半ば以降、工業用金属価格は大幅に上昇している。銅価格は1トン=7000ドルに近づき、亜鉛は10年ぶりの高値に上昇、アルミニウムは今年に入って約30%値上がりしている。ブローカーによれば、かつてロンドン金属取引所(LME)の主要な市場参加者だったマクロヘッジファンドが再び金属市場に注目している。
  
原題:Everyone’s a Metals Bull as Global Economic Engine Fires Up (2)(抜粋)

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