トランプ陣営と深い関係-マナフォート被告、娘婿も選対で起用求める

  • トランプ陣営の選対本部長だったマナフォート被告は30日起訴された
  • ゲ-ツ被告は就任式のプランナーで、その後もホワイトハウスを訪問

昨年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート被告と就任式のプランナーだったリック・ゲ-ツ被告が、マネーロンダリング(資金洗浄)や外国への違法なロビー活動など複数の罪で30日に起訴された。米ホワイトハウスは過去何カ月も両被告と距離を置こうと努めてきた。

  しかし、両被告はトランプ大統領の当選を確実にするために重要な役割を果たしたほか、トランプ氏のインナーサークルの一部メンバーとなお親しい関係にあり、大統領選へのロシアの介入疑惑を捜査するモラー特別検察官が5カ月の捜査で最初の訴追手続きに動いたことで、ホワイトハウスが関与していた可能性が高まった。

  事情に詳しい関係者2人によれば、トランプ氏の長年の友人で、マナフォート被告とも何十年も知り合いの仲である資産家トム・バラック氏が、2016年冬にトランプ陣営の選対に被告を個人的に採用。トランプ大統領の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問が起用を強く求めるなど、トランプ氏の家族から早い段階で支持を得たという。同被告は、ブッシュ(父)元大統領や共和党のドール元大統領候補を含む共和党の政治家のキャンペーンを30年余り手掛けており、トランプ家はその後選対を取り仕切る役割を被告に任せ始めた。

ポール・マナフォート被告の起訴についてリポートするブルームバーグのケビン・シリリー記者

(出所:Bloomberg)

  一方のゲ-ツ被告はマナフォート被告の長年のビジネスパートナーで、大統領選では共和党全国大会における代議員戦略の立案で重要な役割を果たしたほか、選挙後は就任式の運営委員会の副責任者を務めた。元職員の1人によれば、トランプ氏の大統領就任後も複数の会合のためにホワイトハウスを訪れた。

ポール・マナフォート被告

写真家:Victor J. Blue / Bloomberg

原題:Manafort, Gates Had Deep Trump Campaign Ties Despite Denials (1)(抜粋)

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