マナフォート被告、NY高級不動産などで資金洗浄か-海外に秘密口座

  • 未申告の海外口座からの資金を被告が不動産購入などに充てたと検察
  • 米当局はNY州とバージニア州の不動産物件の没収を目指している
Photographer: Spencer Platt/Getty Images

昨年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長を務め、大統領選へのロシアの介入疑惑に関連する複数の罪で起訴されたポール・マナフォート被告は、米共和党の政治家や外国の指導者のイメージ向上と選挙戦での勝利を支援する政治アドバイザーとして名を成した。

  だが過去5年を見ると、マナフォート被告はニューヨーク市のブルックリンとマンハッタンのほか、バージニア州とカリフォルニア州の物件を対象に活発な不動産投資を行い、それらの一部や自らが所有する他の物件を担保に多額の資金を借り入れていた。

  マナフォート被告(68)は、税法違反やマネーロンダリング(資金洗浄)、共謀などの罪で30日に起訴された。同被告がブルックリンとソーホー地区の不動産を使った資金洗浄に関与したと検察は主張している。

  米当局はブルックリンの高級物件とソーホー地区のコンドミニアム、ニューヨーク市郊外のハンプトンズとバージニア州アーリントンにある被告の住宅の没収を目指している。

  ロシアの介入疑惑を捜査するモラー特別検察官は、マナフォート被告が未申告の海外秘密口座からの資金を米国の不動産や他の品目の購入に充てていたと主張。被告は資金の一部で高額な商品やサービスを購入し、このうち540万ドル(現在の為替レートで約6億1000万円)が、被告と妻が住宅を所有するハンプトンズの住宅リフォーム会社に流れたほか、バージニア州のアンティークのじゅうたん店で93万4350ドル、ニューヨークの紳士服店で84万9215ドルが使われたという。

  起訴状は、未申告の海外からの資金で不動産を購入し、それらを担保として借り入れを行うことで、被告は「税金を支払うことなく、流動性のある収入の恩恵」が得られたとしている。

原題:Manafort’s Pricey Brooklyn Brownstone May Not Be His Much Longer(抜粋)

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