【NY外為】ドル下落、金融政策会合や次期FRB議長指名控え

更新日時
  • 今週は英中銀、日銀、FOMCが政策会合を開催
  • トランプ大統領は11月2日に次期FRB議長を発表する見通し
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

30日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。主要10通貨の大半に対して値下がりした。月末特有の利益確定の動きが広がったほか、主要国で金融政策会合が控えていることも影響した。

  主要通貨でドルに対し大きく上げたのはポンドと円。この日は、ポートフォリオのリバランスを控えて全般的に薄商いとなった。今週は主要中央銀行の政策会合が複数予定されているほか、11月2日にはトランプ大統領が米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長を指名する見通しだ。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前営業日比0.3%低下。ドルは対円で0.4%下げて1ドル=113円18銭。対ユーロでは0.4%安の1ユーロ=1.1651ドル。

  米下院が法人税率の引き下げについて5年間の段階的導入を検討しているとの報道後、ドルはこの日の安値を付ける場面があった。対円では113円03銭に下げた。サンダース大統領報道官はその後、トランプ大統領の計画に法人税率引き下げの段階的導入は含まれないと語った。

  今週は日本銀行、イングランド銀行、米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策会合を開催する。このうち利上げが予想されているのは英中銀のみ。市場は0.25ポイントの利上げを90%近い確率で織り込んでいる。

  FOMCは利上げは近い将来に適切となる可能性があるとの認識を改めて示す公算が大きい。市場は次期FRB議長人事により注目している。ホワイトハウス当局者は、トランプ大統領が2日に次期議長を発表する予定だと明らかにした。

欧州時間の取引

  ドルは欧州時間でも総じて軟調な展開だった一方、ユーロは対ドルで堅調な動きとなった。トレーダーらは、月末を控えてドルは利益確定の売りに押されたと語った。ただユーロは、ドイツの消費者物価指数(CPI)発表後に下げに転じる場面があった。

  ドイツ連邦統計局が30日発表した10月のCPI速報値は、欧州連合(EU)基準で前年同月比1.5%上昇。上昇率は9月の1.8%を下回り、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値の1.7%にも届かなかった。  

原題:Dollar Starts Week Lower Before Central Bank Meetings, Fed Pick(抜粋)
原題:German Inflation Slows in Evidence of Euro-Area Price Struggle(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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