中国共産党、上海市と広東省でトップ交代-習総書記に近い人物起用

  • 李強氏が上海市党委書記、李希氏が広東省党委書記に
  • 習氏にとっては最高指導部入れ替えの選択肢が拡大
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国共産党はこの週末、上海市や広東省などのトップ人事を行った。習近平総書記(国家主席)が最高指導部の顔触れを入れ替える上での選択肢が広がった形だ。

  国営の新華社通信によると、習氏の側近である李強氏(58)が29日、同国の金融ハブである上海市の党委員会書記に起用された。前日には李希氏(61)が広東省党委書記に指名された。同省はメキシコをも超える国内最大の経済規模を持つ南部の工業地域。

  今回の人事は先週閉幕した党大会以降続く政治的再編の一環だ。習総書記は党が四半世紀維持してきた規範を踏襲せず、最高指導部である政治局常務委員に明確な後継候補を登用しなかった。2期目が終了する2022年の後も権力の座にとどまる可能性を残したことになる。

  李強、李希両氏とも党大会後の中央委員会第1回総会(1中総会)で25人から成る政治局のメンバーに選ばれていた。李強氏は直近では上海に隣接する江蘇省で党委書記を務めていた。習氏が浙江省党委書記だった時期には、同省内の地方の党委で書記をしていた。

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  李希氏は直接、習氏の下で働いたことはないが、習氏が下放されていた陝西省で7年間勤務した経験がある。
 

原題:China Biggest Financial Hub, Provincial Economy Get New Leaders(抜粋)

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