英中銀の約10年ぶり利上げ、今週決定の公算大きい-賛成6反対3か

  • ブルームバーグがエコノミスト24人を対象に調査を実施
  • カーニー総裁、追加利上げ織り込みは不十分と指摘する可能性も

イングランド銀行(英中央銀行)は11月2日に約10年ぶりの利上げを発表する公算が大きいが、ブルームバーグ調査によれば、金融政策委員会(MPC)の委員9人のうち、3人が政策金利引き上げに反対しそうだ。

  MPC委員の間で票が割れれば、インフレが為替の影響で高進する一方で成長は鈍化という英経済の相反する兆候が反映される結果となる。ラムズデン、カンリフ両副総裁は反対票を投じる可能性がある。ラムズデン氏は今月、国内でインフレ圧力が高まっているとは見受けられないと指摘したほか、カンリフ氏は政策金利を過去最低の0.25%から引き上げるタイミングについてまだ分からないとの認識を示した。テンレイロ委員も用心を重ねる姿勢を示唆している。

  それでも、カーニー総裁率いるMPCで優先される考え方は、目標を上回るインフレ率と英国の欧州連合(EU)離脱に伴う供給ショックは利上げを正当化させるというものだ。さらに、最近の経済指標がそうしたタカ派姿勢を後押しする。先週発表された7-9月の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.4%増と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想(0.3%増)を上回った。9月のインフレ率は3%と、中銀目標の2%を1ポイントも上回った。

  エコノミスト24人を対象に実施したブルームバーグ調査によれば、カーニー英中銀総裁が市場に追加利上げ織り込みが不十分だと示唆する可能性が示された。市場が現在織り込む今週の利上げ確率は88%。来年7-12月期までの追加利上げも見込まれている。

原題:BOE Will Probably Split on First U.K. Rate Hike in a Decade (抜粋)

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