バイトマン氏:ECBは債券購入の終了日を明確に設定するべきだった

  • 独連銀総裁はパリで発言、ECBは26日QEの9カ月延長決めた
  • 物価圧力はインフレ率がECBの目標に到達することを示唆

欧州中央銀行(ECB)は資産購入プログラムを2018年9月以降も延長する選択肢を残すことをせず、終了期日を明確に設定するべきだった。政策委員会メンバーのバイトマン・ドイツ連邦銀行総裁がこのような見解を示した。

  バイトマン氏は27日パリのドイツ大使館で講演し、「私の見解としては、明確な購入終了期日を設定することが適切だった」とし、「経済予測が示す域内物価圧力の動向は、インフレ率がECBの物価安定の定義に向かう軌道に沿っている」と指摘した。

  ECBは26日、債券購入の月額を来年1月から300億ユーロ(約4兆円)に減らし9月まで継続することを決めるとともに、必要ならばさらに延長する選択肢を残した。ドイツ紙ベルゼンツァイトゥングはバイトマン氏がこの決定に反対したメンバー数人の1人だったと報じた。

  バイトマン氏は講演で、ユーロ圏の低インフレを考慮すれば「拡張的な」金融政策はなお正当化されると強調、インフレ率が2%弱というECBの目指す水準に戻るには「まだ少し時間がかかる」と述べた。域内各国の労働市場改革は雇用増加に奏功しているとも指摘し、来年のある時点で域内経済はエンジン全開となるだろうと語った。

  フランス中銀のビルロワドガロー総裁もこの日先にパリで発言。資産購入に関する26日のECB決定は「将来に想定される購入終了に向けた重要な一歩であり、目標水準にインフレ率が次第に収れんしていくことへの当局の自信によって正当化される」と語った。

  事情に詳しい関係者によると、ECB政策委員会に提示されたシナリオには18年10月からの3カ月で購入をさらに減らしていき、同年末までに終了する案が含まれていた。

原題:Weidmann Says ECB Should Have Set Clear End Date for Bond Buying(抜粋)

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