FRBはイエレン氏が支配、誰が議長になっても-早急には変えられず

イエレン議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg via Getty Images

誰が次期議長になっても、米連邦準備制度理事会(FRB)は永遠でないまでも当分の間はイエレン現議長が支配する。

  トランプ米大統領がイエレン氏を再任するのかしないのか、ジョン・テイラー氏のようなタカ派色の濃い候補者を指名するのか、ニュースが出るたびに金融市場は一喜一憂する。FRB議長は重要だ。信頼される議長は規制などを含め多数の政策を左右する。

  しかし金融政策については、イエレン氏が根付かせた漸進主義、つまり緩やかな利上げ、非常に遅いペースでのバランスシート圧縮という道筋を、後任者が早急に変えるのは不可能だろう。

  UBSセキュリティーズの米国担当チーフエコノミスト、セス・カーペンター氏は「経済のファンダメンタルズが政策の道筋の大きな変更を許すとは思わない」と述べた。

  ジェローム・パウエル氏は2012年5月にFRB理事に就任して以来、イエレン氏と意見をたがえたことがない。候補者の中で連邦準備制度に一番変化をもたらしそうなのはテイラー氏だが、それでも短期的には透明性に関する変化にとどまるかもしれないと、テイラー氏に師事したことのあるダートマス大学教授のアンドルー・レビン氏は指摘。「テイラー氏は金融政策をより明瞭、透明にし、議会への説明責任を厳密に果たすだろう」と話した。

原題:It’s Going to Stay a Yellen Fed No Matter Who Gets the Job(抜粋)

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