スペイン:カタルーニャ州首相は手詰まり-上院は憲法で採決へ

Photographer: Jack Taylor/Getty Images

スペイン・カタルーニャ自治州の独立を巡る動向は緊張の度合いを増した。スペイン上院は同州の自治を停止し、独立の動きに終止符を打つ措置を採決しようとしている。

  上院は憲法155条の下でカタルーニャについて予算や治安など幅広い権限をラホイ首相に与える法案をついて27日に採決する。強硬なカタルーニャの独立派と譲歩を拒むラホイ首相との板挟みになりプチデモン州首相は動きが取れない。独立の試みが頓挫したことに市民が抗議する中で同首相は州議会で演説する。

  州議会は政治家グループが提出した動議について27日正午(日本時間午後7時)から審議する。州議会は独立派が過半数を占めている。

  スペイン上院は午前から審議を再開し、カタルーニャ州議会が開かれるのと同じころに採決する。26日には憲法155条の適用についての政府案への修正を可決した。修正で「事態の推移を考慮に入れる」との内容を加えた。

  バルセロナでは独立派が抗議行動を計画している。独立派のグループは今週、中央政府による掌握を阻むため州政府の庁舎周辺で「人間の盾」となることを呼び掛けていた。

  プチデモン州首相は26日、「中央政府の保証を得ようとしたが責任ある回答を得られなかった」と述べていた。一方、ラホイ首相の与党・国民党のカタルーニャの指導者、ハビエル・ガルシア・アルビオル氏は「どんな保証を求めるというのか」とはねつけた。

原題:Catalonia’s Rebel Leader Runs Out of Road as Spain Closes Ranks(抜粋)

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