ECB、QE減額・延長、終了はオープン-テーパリングでないと総裁

Bloomberg
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欧州中央銀行 (ECB)は26日の政策委員会で、量的緩和(QE)での購入を来年1月から月300億ユーロ(約4兆円)に減らし、9月まで続けることを決めた。

  ドラギ総裁は決定発表後の記者会見で、購入を「突然終了することはない」と強調するとともに、減額はテーパリングではないと言明した。必要ならさらに延長するとし、政策委員会メンバーの大多数が終了時期をオープンにする決定を支持したと語った。

  ブルームバーグのエコノミストらは、賃金の伸びが弱いことを想定し、来年10月から月150億ユーロでさらに6カ月の延長を予想している。

  一部の当局者は現在のQEの枠組みではあと2000億ユーロ程度で購入対象の債券の不足に直面することになると見積もっているが、ドラギ総裁はECBのプログラムは「柔軟だ」と強調した。

  総裁は購入プログラムの規模と期間を拡大・延長することができるとした上で、購入済み債券の満期償還金の再投資を続けると述べた。再投資は「巨大な」規模になり得ると指摘した。

  ECBはリファイナンスオペで固定金利での応札額全額供給も少なくとも2019年末まで続ける。
 
  26日の決定は全会一致ではなかったが、ある点では幅広い合意、その他では過半数の同意があったと総裁は説明した。終了時期を固定しないことには「大多数」が賛成したという。

  金利は「資産購入終了の相当後まで現行水準にとどまる」とのガイダンスも繰り返した。

  ECBはインフレ率が目標の2%弱の水準に向かうことに自信を持っている。「堅調さと広がりを増す景気拡大」がそれを支えるとドラギ総裁は述べた。現時点では域内の物価圧力は弱く、金融政策による「十分な支援」に依存していると語った。これまでの「非常に大規模な」支援から幾分表現を弱めたものの、忍耐と慎重の必要性を重ねて指摘した。
 

原題:Draghi Goes Lower for Longer in Overhauling Bond Buying Plan(抜粋)

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