ECB、2018年末までにはQE購入終了見込む-関係者

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  • 今週の政策委員会で当局者らは債券購入の戦略を協議
  • 25日のセミナーでメンバーらは3つのシナリオを提示されたと関係者

欧州中央銀行(ECB)の当局者らはインフレ見通しが改善すれば、今回延長を決めた量的緩和(QE)での債券購入を2018年末までには終了させることを暗黙のうちに見込んでいると、政策委員会の議論を知る当局者らが述べた。

  政策委は26日、購入を来年9月まで延長することを決めた。その後については正式に話し合うことを避けたと、関係者らが協議は非公開だとして匿名を条件に語った。10月から月購入額を減らすこともあり得るが、インフレ回復が十分に進展しない場合は今回決めた300億ユーロ(約4兆円)のまま続けることも選択肢だと関係者の1人が指摘した。

  ドラギ総裁は記者会見で、必要ならばさらに延長することについて政策委員会メンバーの「大多数」が支持したと述べた。突然に終了させる考えはないとも語った。

  明確な終了期日を設定するかどうかは政策委員会で大きな論点になり、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は27日、終了日を定めない決定には反対だったことを示唆した。バイトマン氏はパリでの講演で、「私の見解としては、明確な購入終了期日を設定することが適切だった」とし、「経済予測が示す域内物価圧力の動向は、インフレ率がECBの物価安定の定義に向かう軌道に沿っている」と語った。

  関係者らによると、政策委は26日の決定に先立ちその前日のセミナーで複数のシナリオを提示された。その中には月400億ユーロに減額して6カ月延長する案、12カ月延長し米連邦準備制度のように段階的に減らして終了させる案が含まれていたが、後者の選択肢は現実的でないと判断されたと、関係者の1人が述べた。

  また別の当局者は、10月からの3カ月で月購入額を200億、100億、50億ユーロと減らしていくシナリオもあったと述べた。

  ECB報道官は政策委員会の協議内容についてコメントを控えた。
  

原題:ECB Is Said to See Option for Ending QE With Short Taper in 2018(抜粋)
ECB Is Said to See Option to End QE With Short Taper in 2018 (2)

(第4段落にバイトマン氏の発言を追加します.)
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