ドラギ総裁、慎重さ必要と強調-量的緩和解除には踏み出す

  • 債券購入の月額、1月から半分の300億ユーロに減額
  • ユーロ圏に必要な支援、従来の「大規模な」から「十分な」に変更

ドラギ総裁

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、量的緩和(QE)策の解除に一歩を踏み出す一方で、ECBは慎重な姿勢を維持すると表明した。

  ECBは来年1月から、債券購入の月額を300億ユーロ(約4兆円)と現行の半分に減らす。同年9月まで続ける。

  ドラギ総裁は、ユーロ圏には依然として「十分な」景気支援が必要だと述べ、これまでの「大規模な」からやや表現を弱めた。インフレが弱い状態が続く限りは慎重に歩みを進める必要があると強調した。

  総裁は政策決定後の記者会見で「域内の物価圧力は全体として依然弱く、景気見通しとインフレ軌道は金融政策による支援に依存している」とし、「十分な支援が引き続き必要だ」と語った。

  総裁はユーロ圏経済への追加的リスクの一つとしてユーロ高を挙げた。また、各国政府が構造改革の取り組みを「大きく」強化する必要があるとも繰り返した。

ドラギ総裁

出所:ブルームバーグ

原題:Draghi Calls for Caution Even as Flagship Stimulus Heads to Exit(抜粋)

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