海外勢4週連続で日本株買い越す、個人は大幅売り越し-10月3週需給

  • 海外勢は先物も3週連続で買い越し、現物と先物合計で8312億円
  • 国内勢は売り越し目立つ、個人は5月2週以来の売越額

海外勢は10月に入ってからの日本株の記録的な連騰に、引き続き大きく貢献していたことが明らかになった。

  東京証券取引所が26日に発表した10月3週(16ー20日)の投資部門別売買動向(東証、名証1・2部等合計)によると、海外投資家は4452億円買い越した。買越額は全投資部門のトップで、買い越しは4週連続。また大阪取引所によると、海外勢は先物(ミニ含むTOPIX、日経平均合算)では3860億円買い越した。先物の買い越しは3週連続で、現物と先物合計の買越額は8312億円(前週は7644億円)だった。

  3週のTOPIXは1.3%高で、6週連続の上昇だった。TOPIXは20日まで10連騰、日経平均は過去最長の14連騰に並ぶなど、一方的な上昇局面が続いていた。為替がドル高・円安傾向となる中、根強い業績期待が相場を押し上げた。

  BNPパリバ証券セールス・トレーディング部シニアアドバイザーのダグラス・ブッチャー氏は日本株の連騰を演出した海外勢の買いについて、「出遅れ感や選挙による安定政権をにらんだ先物メインでの買いだった」と語る。現物については内需や日本の独自技術などに銘柄を絞っていたとし、「アセットアロケーションを変えるような買い方ではない」という。

  このほか、買い越しでは証券会社の自己売買が2週連続(買越額3177億円)。一方、売り越しは個人が6週連続で、売越額は4955億円と5月2週以来の高水準。投資信託が5週連続(売越額1073億円)、信託銀行が2週連続(648億円)。

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