「正念場」か買い機会か-ガンドラック氏警告も一部は米国債購入に意欲

  • 米10年債利回り2.4%突破でガンドラック氏は強気相場の終わり示唆
  • T・ロウのブレナン氏らは2.62%を重視、買い増しに絶好の水準か

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏ら一部の米国債投資家にとって、10年債利回りの今週に入ってからの2.4%突破は強気相場の終わりを告げるものかもしれないが、積み増し準備に余念のない者もいる。

  米10年債利回りは25日に3月以来の高水準となる2.47%まで達し、30年に及ぶ強気相場に「正念場がやってきた」とのガンドラック氏の24日の発言を市場が聞き入れたかのようだった。だが、またしても、一部投資家は買いの好機とみて米国債を購入、利回りの一段の上昇は抑えられた。

  強気相場の終わりはそう簡単には告げられまい、というのがトレーダーの結論だ。何しろ10年債利回りはまだ、3月に付けた今年のピークの2.6277%を大幅に下回っている。また、経済全体を見渡せば、大幅な利回り上昇を正当化するような変化は起きていない。インフレ率は依然として米金融当局の目標を下回っているほか、トランプ政権は約束していた景気刺激を導入していない。

  結局2.4%という水準は、10年債利回りが昨年7月に過去最低の1.318%を付けてから突破してきたさまざまなテクニカル水準以上の重要性を持たないのかもしれない。そうであるなら、年初来高水準への戻りを投資家は買いのチャンスとみる。

  T・ロウ・プライス・グループで米国債ファンドを運用するブライアン・ブレナン氏は「2.4%が鍵となる水準として注目されているが、今年に入ってからもっと高い水準が試されている。私の意見では2.62%の方が重要だ」と話す。

  ドイツ銀行のプライベート・ウェルスマネジメント部門の債券トレーディング責任者、ゲーリー・ポラック氏も利回りが2.6%まで上昇すれば、「『ここから幾らか債券を買ってはどうか』と私は言うかもしれない」と述べた。「売られ過ぎの状況を利用できないかとわれわれは考えるだろう。ただし、きょう結論を出すのは早過ぎる」とも話した。

原題:Bond-Market Doomsday Is Dud to Traders Eyeing Opportunity to Buy(抜粋)

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