米アポロのブラック氏:原油価格は55-60ドルで安定か

  • サウジのエネルギー相は引き続き原油在庫の抑制を目指すと表明
  • 原油価格は短期的にはゆっくりしたペースで上昇へ:ブラック氏

米アポロ・グローバル・マネジメントのレオン・ブラック最高経営責任者 (CEO)は、原油価格が短期的に1バレル当たり55ドルから60ドルの間で安定して推移するとみている。

  ブラックCEOは25日、サウジアラビアのリヤドで開かれた会議で、原油価格はゆっくりとしたペースで上昇するとの見通しを示した。サウジのファリハ・エネルギー相は前日に、同じ会議で石油輸出国機構(OPEC)は原油在庫の削減に必要なことをすると述べた。

  OPECは来月会合を開き、来年3月末に期限を迎える合意の一部である原油減産の延長について協議する予定。OPECは、出口戦略に関する作業に着手しており、最終的に減産を終了する際に原油供給が一気に増えて市場にあふれることのないよう投資家を安心させる狙いがあると複数の関係者が明らかにしたとブルームバーグが24日報じた。米指標原油ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は今年に入って平均約49ドルで推移した後、最近は52ドル近辺となっている。

  ブラック氏は、アポロが原油価格のボラティリティー(変動性)について「日和見的」な姿勢を取ってきたと指摘、地政学的リスクは金融市場ではほとんどないと述べた。同社の運用資産は6月末時点で約2320億ドル(約26兆3600億円)。「われわれは地政学的リスクの大きい奇妙な世界にいるが、金融市場はそうではない」と同氏は語った。
  
原題:Apollo’s Black Sees Oil Prices Stabilizing Between $55-$60(抜粋)

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